遅ればせながら1月1日のコメントを
遅ればせながら1月1日の選手コメントを。有料の記事で勝負している人がいる以上、このブログはその邪魔にならないタイミングでコメントを出していこうと思います。もっとも本筋は有料の記事の方々が押さえているので、僕はそこで漏れる可能性があるサイドストーリーを掲載しようと考えています。
時間的や場所的な制約の中で捕まえることができたのは3選手。それぞれどうしても聞きたかったことがありました。三都主選手には出場時間が短かったのはコンディションの問題ではなかったのかということ。安田選手には前半の固い戦いぶりについて。明神選手については、二川選手が追加点を決めたときの直前のプレーについて。
三都主アレサンドロ選手
——もう少し早く出るかと思ったのですが。
「まぁ、その」
——戦術的な?
「リフレッシュ、この前出なかったマギヌンだとか、コンディションがいいだろうなと思っていたと、そういうふうに言われたので、しょうがないと思います。変えることはできないので」
——CKからも惜しい場面を作っていたけど。
「それはやりたかったけど、時間がなくて。難しかったと思います」
——勝負どころでの投入かと思っていました。監督からはどんな指示があって入ったのですか。
「いやあ、もう。時間もなく、ボランチに2人で入ったんですけど、まぁ2人ともあの時間帯は頑張ることしかできなかったんですけど、でもブルゾ選手もそんな守備的なポジションでもないし、結局一番攻めなければならない時間帯にぽこっとああいうふうに中盤が空いていたら好きなようにやられるので……。非常に悔しいと。ガンバはこういうのがすごくうまいので、子どものようにやられました」
——これが次のシーズンのモチベーションになるかもしれないですね。
「そうですね、まぁ、悔しさを忘れちゃいけないと思いますし、自分を含めて今年いろいろあったと思うので、来年に向けていい1年になったと思うので、来年、天皇杯だけじゃなく、リーグ戦も狙えるチームになると思うので、頑張ります」
※選手にも今年というのは1月1日の天皇杯決勝までなのですね。1月2日からが来年。
清水時代からずっと丁寧に答えてくれる三都主選手。この日も声をかけたらさっと寄ってきてくれました。
安田理大選手
——今日は前半上がらずにしっかりと守っていましたね。
「結構逆サイドに振られていたりして、太陽もすごくまぶしくてボールが見えなかったというのもあったし、やはりサイドから上げられるとどうしてもケネディ選手がすごく強いから、やっぱりサイドバックなのでまず守備から入ってというのを意識して、準決勝もいい形でできたから、その考えのまま決勝に入りました」
——それは監督の指示だったのですか、それとも安田選手の考えを前に出して?
「監督からもまず守備で、いいポジショニングから出て行けと言われているから、カウンターも多かったし、玉田選手がずっと残っているから守備になったとき絶対に見なければならなかったし、バランスが崩れるから、そのバランスを考えながらやりました」
——後半の最初は名古屋にずっと攻め込まれました。
「なかなかね。危ない場面もありましたけど、自由にやらせなかったし、やられたのは得点になった場面だけだと思うので、全員でうまいこと集中して守れたと思います」
——これで気持ちよく休めますね。
「いや、気持ちよく休めるけど、もう3日から初蹴りなんですよ(笑)。ガンバユースの、OB会の集まりがあって。まぁでもリフレッシュできるので。しっかりとオンとオフを切り替えて新たな気持ちでやっていきたいと思います」
いつもは記者たちみんなに囲まれて大の人気者の安田選手ですが、この日は用意されたミックスゾーンがいつもの半分以下でものすごく混みあっていたため、誰とも話さないままミックスゾーンの端へ。さっと抜けられるところをちゃんと止まってくれました。
明神智和選手
——素晴らしい攻め上がりで二川選手の得点をセットアップしました。
「相手も外してくれて、あれからは相手にチャンスがなかったと思うので、あそこからウチのリズムができたと思います。相手も前から来ていたのでファウルをもらいに行こうかと思っていたのですけど、うまく身体が入れ替われたので、行けました。横に二川選手がいたので、あとは任せたって(笑)。でも一緒に喜びにいけなかったですね、疲れてて」
ファウルをもらいに倒れていたら、一瞬の休みはできたとしても名古屋の勢いを止めるまでには至らなかったのではないかと思います。その意味で、倒れず踏ん張ったプレーのことを書き残しておきたいと思います。