問い合わせの多い巻選手の件
巻選手が昨日、囲みで何を話したのかというお問い合わせをいくつかいただきましたので、テープから再現しておきます。テレビの収録が終わった後、記者のみんなで囲んだときのコメントです。記者さんたちの質問はかなり省略しています。
——まだ試合がありますが。
「(涙をぬぐって)すみません、大丈夫です。まずはあと3試合、天皇杯がありますし、J2に落としてしまってこういうことを言うのは適切ではないと思いますが、僕たちはプロとしてたくさんのサポーターに支えられてプレーしてきていますし、そういう人が一人でも応援してくれている以上は全力で。このジェフのユニフォームを着る以上はプライドを持って戦うべきだと思います」
——去年の経験が生かせればという部分は?
「ここまできたら、“たら・れば”はないと思いますし、僕たちはプロですし、この結果がすべてだと思いますし、どこからも逃げられない事実だと思いますし、自分たちの力不足だと感じています。だからそんな話はないと思います」
——ゴール裏から声がかかっていたけど、1年で戻ろうって、そんな言葉については?
「もちろん真摯に受け止めていますし、これからチームをささせてくれた人たちや、チームを応援してくれた人のことをまず考えたいと思いますし、それはこれから3試合を全力で戦って、天皇杯でも一つでも上に行って、長い時間ジェフとしてプレーすること、このチームでね、それが与えられた責任だと思います」
——来年はJ2で戦うということは。
「それも含めて受け入れなければならない事実だと思いますし、本当にこの結果が表していることがすべてだと思いますし、僕たちの力が足りなかったことを、江尻監督も含めてサポーターのみなさんにも申し訳ないと思っています」
——1年で戻るのが当然の目標?
「チームとして団結して、それができるクラブだと思うので。そう思います」
——自分の力で上げたい?
「僕の力でという表現は難しい表現ですけれども、チームとして。(しばらくの沈黙の後に)なかなかいま、これ以上、いろんなことが頭の中に入ってきて、うまく答えられなくて申し訳ないです」
——落ちたことがないというのはプレッシャーだった?
「落ちたことがないというのは、そういう歴史というのは結果だけなくて、チーム力だったり、サポーターとの絆だったり、指導者の団結力だったり、そういうもので歴史が成り立っていたと思うのですが、プレッシャーというよりも、そういう歴史は心強かったですけどね。それを僕が断ってしまって、エースとして、ピッチの中に立ってJ2に落としてしまって、本当に悔しく思います」