川崎vs千葉 硬軟混在の話
川崎vs千葉は、87分、2-2に追いついた千葉をロスタイム、川崎が突き放し3-2の激闘を制しました。
放送前、あるテレビ関係者が「今日は送り人のような気持ちにもなっている」と神妙に話していらっしゃいました。先制点を奪ったものの、逆転されてしまった千葉はJ2降格です。いつもながら悲しい光景です。
試合が終わった後、NHK「Jリーグタイム」の山岸舞彩さんが千葉の選手とサパーターのやりとりを見てうるうるしていました。
だけどカメラを向けたら
右手のペンがいつも熱心に取材している証拠です。山岸さんはこの後、またうるうるモードでした。隣のNHKの森さんはなぜか非常に照れた顔で写っています。
森つながりで。試合後、サポーターの前に現れたレナチーニョは、拡声器の挨拶の最後に、「この勝利はサポーターと森勇介のためのもの」と叫んでいました。
その言葉をしっかり聞いていた森選手。
帰り際にコメントを。「このチームでプレーできてうれしかったですね。このチームに来てホントよかった。みんなの優しさに感謝してます。(ここでサポーターの歓声に深々おじぎを2回。目はちょっとうるうるしている)勝てばいいと思ってたし、絶対優勝できると思いますよ」。
その他、この日、いくつか目に付いたことがありました。
1.川崎は抗議をしなくなった。そのことで集中力をそがれる時間が少なくなった。
2.千葉の中後選手が何度もボールを顔面に当て倒れ込んだ。相手がボールを蹴るところに恐れず飛び込んでいった結果だった。
3.ついに44年間守り抜いたトップリーグ在籍の座を千葉が失った。アマチュアだったJSL最後の試合も等々力で、相手は東芝。その試合にも負けていた。と思う。
4. 川崎は2006年最終節でC大阪を下しC大阪を降格させた。2007年は33節で広島を沈め、ご丁寧にも34節で勝点3差で広島より1つ順位が上だった大宮と引き分けて広島の入れ替え戦行きを決定した。2008年は最終節で東京Vを下し、東京VのJ2再降格を決定した。2000年、川崎が降格した年は第1ステージ最終節でC大阪を延長で破りC大阪の優勝を阻止した。
5.試合後、中村選手はサポーターへのカード配りもできないくらいのケガだった。日本代表は不参加の予定。