またまたテクニカル本のご紹介「サッカー受ける運ぶ解剖図鑑 風間八宏著」
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風間八宏さんのテクニカル本、
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のシリーズの一冊です。
こういうテクニカル本の場合、最近の流行としては動画ということになるでしょう。実際、タッチや動かし方などは動画で見たほうが直感的に分かりそうです。
ですが、どんな考え方が背景にあるのかということは、こういう文字情報のほうが簡単に何度でも確認できて便利だと思います。できればこの本も付属のDVDなどがあればより理解が深まるのでしょうが、そうなるとコストがかかり、本の値段が上がり、売れなくなってさらに出版しにくくなる……という悪循環が待っているかもしれません。
また、プレーに関する思想も文字の方が分かりやすいでしょう。「スペースへのパスはプレーが遅くなる」と動画で言われても、たぶんちんぷんかんぷんで、次のコマに進んでしまったらたぶん忘れてしまいます。ですが本なら、「?」と思った時点で一度立ち止まり、前後をもう一度読んで考えることができます。
その意味でもこの本の存在価値は大きいでしょう。もちろん、うまくなりたい人や指導をする立場の人にとっては、大きな気付きが書いてあります。最後の森保一監督との対談も、森保監督のイラストが首を傾けているところまで含めて要チェックです。