フットボール映画祭の上映作品ご紹介(4)「サンシーロの陰で」
6月4日~10日に開催されるヨコハマ・フットボール映画祭で上映予定の映画をご紹介いたします。今日は「サンシーロの陰で」
サンシーロの陰で(”Tigers”スウェーデン/2020/116分)
16歳のベングソンは若きスター候補生としてインテル・ミラノと契約する。プロサッカー選手になることは子供の時からの夢だった。しかし故郷のスウェーデンを離れ、ユースの選手寮で生活を始めた彼を待っていたのは、敵意に満ちたチームメイト達だった。
作品解説:
「Tigers」は、インテルと契約した少年が19歳の時に書いた自伝「サンシーロの陰で」が元になっています。ライバルからの憎悪や敵意、クラブからの過剰なプレッシャー、言葉の通じない環境での救いようのない孤独など、プロを目指す少年を取り巻く現実をリアルに描いた異色のサッカー映画です。
主役をつとめるErik Engeの緊迫感に満ちた演技も注目。若い選手のメンタルヘルスについても考えさせられる作品です。映画自体の評価も高く、「Tigers」はスウェーデンの代表作として、第94回アカデミー賞の最優秀国際長編映画にもエントリーされました。(text by かめ)
監督: ロニー・サンダール出演: Erik Enge(表記未定)、フリーダ・グスタフソン、アルフレッド・イーノック
【上映スケジュール】
6/5(日) 10:15-12:39
ゲスト:木村好珠(スポーツメンタルアドバイザー)
6/10(金) 19:00-
シネマ・ジャック&ベティにて追っかけ上映