webカメラが手に入らないし高い! という方に(Mac編)
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増え、webカメラのニーズが高まっているようです。そのため、去年は1000円ほどで手に入れることが出来たwebカメラも今は高騰したり、入手までに時間がかかるようになってしまいました。
Macbook Proにはカメラが内蔵されているものの、FaceTime HDカメラは性能とすれば最近のiPhoneには負けています。もう少しいい画像でweb会議をしたい、という人には次のような解決策があります。ここではiPhoneをMacbook Proのカメラ代わりに使いZoomで会話することを想定しています。
最初からiPhoneやiPadだけでやればいいのじゃないか、という意見もあるかと思いますが、少しでも大きな画面で会話したい、複数のモニターを接続しているのでMacbook Proのほうがいいというニーズを考えています。
※ただし、一部terminalを使ってソフトに手を加えますので、コマンドの意味が分からない人は諦めたほうが無難だと思いますし、実行する方は自己責任にてお願いします。
使うソフトは、KINONIのmac用ドライバとiOS用のEpocCam.appです。
1. Macbook ProのZoomを終了した後、こちらのサイトで手順を確認し、ドライバを入手してください。
2. 続いて、iOS用のEpocCamをiPhoneのAppストアから入手します。980円のEpocCam HDと無料のEpocCamがあるので、まずは無料版のEpocCamでテストします。うまく動作するようでしたら、広告の入らない有料版のほうが便利です。
3. iPhoneをケーブルか、Macと同一のWi-Fiに接続することでリンクさせます。
4. もしmacOSが10.15の場合は、次の手順が必要になります。以下の内容の意味が分からない場合は、諦めたほうがいいでしょう。
a) Macbook Proに管理者アカウントでログインし「アプリケーション」->「ユーティリティ」->「ターミナル」を開きます
b) xcode-select –install とタイプしてインストールします
c) sudo codesign –remove-signature /Applications/zoom.us.app/ とタイプしてzoomのsignatureを削除します。パスワードを求められますので、ログインパスワードを入れ完了します
5. iPhoneでEpocCamを起動した後、Macbook ProのZoomを起動し、設定からカメラでEpocCamが選べるのを確認します。するとiPhoneのカメラがFaceTime HDカメラの代わりに使えるはずです。EpocCam HDではカメラの解像度も選べます。
分からない場合は、KINONIの Setup guide and troubleshooting を参考にしてください。