【2019アジアカップ】試合前日の3時間のお休み その1
せっかくドバイにやって来たので、前日練習前の3時間ぐらいの休み時間を利用してどこかに行きたい!! 今のドバイが存分に味わえるというドバイモールに行くか、昔ながらの市場、スークに行くか……で、スークに行ってきました。
地下鉄で言えば、グリーンラインの「アル・ラース駅」で下車してちょっと歩くと、スパイススーク、その隣にゴールドスークがあります。
ゴールドスークは落ち着いた雰囲気でアーケードも新しく、金銀製品などの店が連なっています。
蛇の腕輪をして「フフフ、ワシはファラオの生まれ変わりの~」とか遊びたいと思ったのですが値段を聞く前に止めました。
こちらのほうが昔ながらの様子です。
スパイススークには、もちろんスパイスがたくさん売ってありますが、ほかのお土産になりそうなモノなどもたくさん売っています。
暗い雰囲気の中にたくさんの客引きの男性たちがいます。彼らは前に立ち塞がって自分の商品を見ていくように言いますが、きっぱり「ノー」と言えば引き下がることがあります。
注意としては、握手を求められて応じると、そのまま手を握って離さず店に連れ込まれることがあるので、手は無視しましょう。また、店から出ようとすると前に立ち塞がって代えそうとしないことがありますから、そこは怒り気味に「ノー」と言いましょう。
商品に値段はほぼ書いてありません。ですから気になる商品を買うには、店員さんとの交渉で値段の折り合いをつけます。交渉は、いくつかの店で最初に値段を聞いて、相場観がわかったところでスタートします。
1. 相手に値段を聞く
2. それまでに言われた最低の値段の半額で「向こうの店は最初に○○と言っていた」と言う。
たとえば同じ商品でも、50AEDと言うところもあれば、75AEDという店もあります。気に入った品揃えの店で、65AEDと言われたら「向こうの店で25AEDと言われた」と話をはじめます
3. すると相手は「モノが違う」「あっちは偽物かもしれない」などと言い出しますので、「じゃあいくらにする?」と聞いてみます。
4. 「うーん、あなただけには45AEDで売る」と言い出すので、「じゃあいいや」と立ち去る素振りを見せます。
5. そこで店員が諦めたらそこまで。店はたくさんあるので他の店を探しましょう。でもだいたいの場合は「ちょっと待て、ちょっと待て」と引き留められます。
6. 「25AEDになるのか?」と言うと、「こっちだったらいい」と別の商品を勧められることもありますが「こっちがいい」と自分の気に入ってる商品のほうを主張します。
7. すると相手が「わかった、じゃあファイナル・プライスだ」と言って、40AEDなどと言い出します。
8. 「じゃあいらない」と言って立ち去ろうとすると、「いくらならいいんだ」と迫ってきます。
9. 「25AED」と主張すると、相手は35AEDあたりを落し所に「じゃあ38AED」などと刻んで交渉をしてきます。
10. あとは時間とのトレードオフで、手が打てるところあたりで購入。カードは手数料が取られるからと嫌がる店もありますが、だいたい使えます。「じゃあ現金で払うからもう少し安くして」という最後の一滴を搾り取るような交渉も成り立ちます。
買った後に、「安く買った!」「これで本当に安く買えたのだろうか?」と思えることが醍醐味。何度やっても面白いですよ。
「笑って!」と呼びかけるまでずっと苦い顔。そんな表情も演出かもしれませんが。