「みんなのごはん」語ってもらったことと語らなかったことと

本日「みんなのごはん」でまた一本記事を公開していただきました。数回の予定で始まったこの連載がここまで続けさせてもらっているのも、読んでいただいているみなさまと、企画を守ってくださっている中の人のおかげです。本当にありがとうございます。

さて、本日はこの方に登場していただきました。
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あのとき僕の出番は来なかった……齋藤学はピッチの外から見つめた2014年ブラジルW杯を忘れない

2014年、真っ青な顔をしてミックスゾーンに現れた齋藤学選手を忘れることはできません。ブラジル大会がその後に大きな影響を与えたひとりだと思っています。

そのときのことを聞いても、齋藤選手は苦しみながらも言葉にしてくれました。ただ、それと同時に今も苦しんでいてまだ言葉にできない気持ちがあるのもわかりました。

横浜FMから川崎への衝撃的な移籍は、今はまだ何かを言うと誰かを傷つけてしまうのでしょう。自分に対する苛立ちこそ語ってくれましたが、その他のことは口に出さずに飲み込んだのかもしれません。ただ齋藤選手にとって、今、何が原動力になっているのかは教えてもらったと思います。

そうでなければ、ワールドカップでピッチに出ることができず、今度こそと思っていた大会の前に大ケガをして出場が難しくなってしまったという、大きな心の穴を乗り越えようという気持ちにはならなかったことでしょう。

いつも明るく気丈に振る舞う齋藤選手ですが、その心の奥にある葛藤は、言葉と言葉の間ににじんでいた気がします。

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