【ロシアワールドカップ】0-1の敗戦を狙う西野監督の采配に対し……

80分過ぎに長谷部誠を投入して、日本は0-1のまま試合をクローズするという意志を明確にしました。

このとき、報道陣から「勘弁してくれ」という声が上がったのは事実です。でもそれは何かというと、1位通過したらベスト16の試合会場がモスクワだったから。西野朗監督の思惑どおり、日本は2位通過しましたが、これで開場はロストフ・ナ・ドヌになりました。

このロストフ・ナ・ドヌって、ヴォルコグラードに近いんです。どうやらここも暑いらしいし、みんなこれで一度自分がベースにしている土地に戻り、またやってこなければいけません。あまりの暑さに「勘弁してくれ」になっていたのでしった。

ともあれ、ベスト16進出って大会前の予想ではほとんどありませんでしたから、それを2カ月でやり遂げた西野監督はさすがだと思います。

1996年アトランタ五輪のときは2勝1敗としたものの、同じ勝点で並んだナイジェリア、ブラジルに得失点差で敗れ決勝トーナメントに進めませんでした。 ブラジルに勝ち、ハンガリーにも最後まで攻めて、そこで散った日本は称賛されました。

それから22年経ち、1勝1分1敗ながら決勝トーナメントに進出したということは、西野監督にとっても大きく前進したということでしょう。 

Follow me!