テヘランにやって来たでござる(その1)

サウジアラビア含めて国交断絶中のカタールを経由して、イランのテヘランへやって来ました。今回のレポートは写真少なめです。というのも、写真撮影について厳しいと聞いているから。大きな山の前に立つ立派な都市です。

さて、空港は首都の国際空港とは思えないほどあっさりしています。3月に地下鉄が延伸し、地下鉄の路線図もアップされ、これであっさり市内まで……とはなりませんでした。

インフォメーションの女性に地下鉄のことを聞くと、苦笑される始末。まだやってきてません。けれど、その女性に慰められると「いや、もう全然大丈夫です! 僕、立ち直り早いのが特長です!」と言いたくなるくらいの素敵な人で、またこの目のメイクが表情をより豊かに見せてくれるので、もはや空港でメロメロです。まぁ毎回、海外旅行の際には「今回こそ嫁を見つけるぞ」「ハニートラップに引っかかる気、満々だぞ」と言ってるわけなのですが。

で、いくつか情報を。

荷物を受け取って出たすぐのところにSIMが売られています。4G対応で、パケット3GBまでのカードが10ドル。5GBというカードは売り切れていました。通路の反対側にもショップがあるのですが、そちらには人がいなかったため、出たすぐのところで購入しています。DSDSのGoo g07を渡し、お店の人にアクティベートまでやってもらって10分程度でした。

そこから2Fに上がって両替します。イランではクレジットカードが使えないということでドルに替えて持ってきましたが、空港ではレートが悪いので40ドルだけ交換し、1Fのタクシー会社のカウンターへ。ここで行き先を告げて配車してもらいます。市内まで750,000レアル。単位はデカイのですが、2600円程度です。ちなみに、ホテルまで空港から約60キロありました。外に白タク系の人たちもいて、その人たちだと2300円から2400円だったという話もありました。 

到着したホテルは一泊9000円程度。サイトから予約できる中では最安値でしたが、どうやら4つ星ホテルのようです。

なんと、
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あら、ちょっと広い。

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バスタブもあります。ただし、風呂の栓がなくて溜められません。あぁ、40ミリの風呂の栓を持ってくるべきだった!

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ベッドはダブル。

で、中東ですから部屋は寒いのです。夜中に凍えて起きて、慌ててシャワーを浴びて体温を上げました。こんなことするのって、南アフリカ以来。バッタリ寝込んでしまったのがいけませんでした。

ちなみに、窓の外の風景はこんな感じです。
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いや、これじゃイランってわからないと思いつつ、金曜日のひっそりした街へ。ラマダンなのでほとんどの店は閉まっていますが、運のいいことにすぐ近くの店が開いており、水などを買うと黒いビニールに入れてくれました。夜もう一度行くと、半透明のビニールに入れるので、これは完全にラマダン用だと思います。

日本代表の練習場はこれまたタクシーでしかいけない場所でした。イランのタクシーの特徴は、車線を気にしないことと、車幅感覚に絶対の自信を持っていること。2車線を3台で走り、ギリギリでよけ合うというのはスリリングです。この車線をまたいで走り続ける姿に「ああ、オレはまだまだ枠に捕らわれすぎている」と反省するものの、自分にはできそうにありません。

ホテルの近くには両替商が2つあって、一つは1ドル=30,000リアル、もう1つは36,500リアルと、まるで違いました。もっとも36,500リアルのほうも、当初は37,000と言っていたのに、こちらがドル札を出そうとすると値下げしてきたので、これも駆け引きだったと思います。ちなみに、下げられた500レアルは、1.74円。なかなかしっかりしてます。

初日の夜ということで、中東でいつも楽しみなチキンのテイクアウトにしました。旅行者とみたのか、店の人は何も言わずに全部の付け合わせを突っ込んできました。

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でも、これはちょっと食べきれません。奥のコールスローを三分の一ぐらい食べたところでもうおなか一杯。そしてポテトがおいしい! からっと揚がっているのですが、中がふっくらしているのです。リアルじゃがりこ的な。ちなみにこれで約1200円。2食~3食分にはなりそうです。 

テロの被害がありましたが、町中に警官がたくさん出ているわけでなく、今のところ影響は感じられませんでした。 

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