まぁ今回はオーストラリアだから楽勝だろう、試合以外はと思ったら……(その1)

オーストラリアは進んでいます。ビザ取得はオンラインで出来て多少の面倒くささはあるものの、事前に済ませておけば到着したら機会にパスポートを通すとあとはあっさり写真を撮って終わり。ほぼ入国審査官の前に並ぶことがありません。ということはつまり、「職業は?」「シンガー!」と答えて歌ったりする必要がないというか、そういう遊びが出来ないというか。

そんな国に行くんですから、あまり心配する必要ないでしょ! と今回は常備薬の数も減らしたりして気を抜いたせいか、いつも持っている飛行機用の圧迫靴下を忘れてしまったのですが……。それ以外にもいろいろありました。

まず、航空機。台北までの3時間の旅で、そこからメルボルン行きの飛行機に乗り換えます。 台北の空港ではZenefone 3を見る予定。日本の販売開始は10月7日という最新機種で、4G+3GのダブルSIMダブル待ち受け(Dual Sim Dual Standby: DSDS)ができるのです。海外に行ったとき、日本のSIMと現地のSIMを差して、パケットなどを現地のSIMで運用すると思い切り安くなります。出張用に最適だと思うのですが、日本だと4万円以上(2016年10月8日現在)。ところが台湾だと、2万円台前半で購入できるという話です。

もっとも国内でiPhoneを使っているのでDSDSが必要でもないし、本当はFreetel のPriori 3 LTEで十分なんですよ。ですが、台湾って好感度高いし、大震災のときはものすごく助けてくれたし、何か台湾のものを買いたいと思ったときに視野に入ってきたのでした。

日本での使用も可能だという「技適マーク」を確認し、カバーなども揃っていたら購入するか。あとは趣味のサングラスもそろそろ新しいの、買おうかなと胸を膨らませ、ゲートに向かいます。

ところがChina Airline、18:30の出発予定がいきなり電気系統の故障ということで座席に座ったまま出発時間が遅れます。CAさんたちはすごく気を遣って飲み物を用意してくれたり、スナックをくれるのですが、なかなか出発しません。結局動き出したのが20:30。さらに台北に着いたものの空港が混雑しているということで空中で待機すること15分。

成田からの便が到着したのは22:45でした。え~と、次の搭乗時間が22:45です。

実は出発前にCAさんに乗り継ぎの相談をしました。すると、「あなたみたいなお客様がたくさんいるから大丈夫だと思います」というお返事。そう言えば、到着した途端、降り口の前に「乗り継ぎのお客様」と書いたプレートを持った人を見かけたことが何度もあります。

そうか、そういうことになるのか。と思って降り立つと、そんな係の指示は見えません。で、チケットに書いてあるゲートに向かうには、モノレールみたいなバスに乗って移動するのですが、これが4分間隔でしか運行されていません。

イライラして見送ること3回。乗り込もうとすると、白人のおじさんが列に割り込んで乗ろうとします。頭に来て思いきりブロックすると「F××× YOU」とつぶやきました。こちらもカチンときて「なんと言った? このA×× H×××!」と返したら、おじさんは英語だとわからないと思っていたか、かなりビックリした様子になって遠くに行ってしまいました。

さてバスが到着し、みんなダッシュで降りてゲートに向かいます。ところがメルボルン行きの飛行機が出るゲートDに向かったのは僕1人。「え? たくさんいるって言ってなかったっけ? しかも導線わからないし」と思っていると、例の白人のおじさんが現れ、さっとDゲートに向かって進んでいきました。

僕も慌てておじさんを追い、「もしかしておじさんと同じ飛行機の近くの座席だったら、緊迫したフライトになるなぁ」とオーストラリア戦の前哨戦を覚悟していたのですが……。なぜかおじさんは別のゲートに消えていきます。 え? もしかして? とあんなおじさんでもいなくなると寂しいもの。もしかしてかなりやばいのかとD2ゲートに向かうと、とっくにみんなは搭乗していました。係員から急かされて席に着いたのが出発の10分前。これ、ちょっとノンビリしてたらかなり危なかった感じですよね……。もちろん、あんなにスペックを細かく調べたZenfoneとはお会いできませんでした。

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