FC東京vs横浜FM 書いて残しておきたいこと
ちょっと書き残しておきたいこと。
◆中澤佑二選手の判断
接触プレーでマルティノス選手が倒れ、その後のプレーでカイケ選手も倒れました。だけど家本主審の判定はファウルなし。FC東京がボールを奪いますが、2人が倒れているのを見て高橋秀人選手はボールをタッチラインの外に蹴り出し、2人に治療を受けさせます。
横浜FMのスローインでプレーが再開されたとき、マルティノス選手は渡されたボールをハーフラインに近いタッチラインへと蹴り出しました。
FC東京からすると、せっかく攻撃せずにプレーを止めたのに、横浜FMに有利な形で再開させようとしたと思ったでしょう。そのプレーに対してFC東京の選手たちが抗議の態度を示したところ、中澤選手がボールを自分に渡すようFC東京の選手に要求しました。少しだけためらいながらFC東京の選手がスローインを中澤選手に投げると、中澤選手は相手GKにめがけてボールを蹴り、一件落着。 このシーン、ちょっとハラハラしてみた人もいたのではないでしょうか。
試合後、中澤選手に聞いたところ、 あとでカイケ選手から怒られたそうです。「あっちはそういうのが普通なんですよ」と中澤選手は言いつつ、「それでもああいうのは、ちゃんとしないとね」と自分の正しさに自信を持っているようでした。
もしあそこで中澤選手のプレーがなければ、その後もう一度横浜FMの選手が倒れたときにFC東京はどうしたでしょうか。変な雰囲気になるところを中澤選手が救ってくれたと思います。
◆家本主審がとてもよかった
この日、マルティノス選手はカリカリしていました。最後は警告をもらうのですが、それまで何度も家本主審はマルティノス選手や両チームの選手たちをなだめ、落ち着かせようとしていました。その姿勢はとてもよかったと思います。退場者がバンバン出るゲームなんて、見ていて気持ちのいいものではないのですから。
ただ、中澤選手に警告を出した場面は、自分から近寄っていってカードを出さず、呼んで出してもよかったのではないかと思います。まぁ中澤選手もカードだとわかっていたらさっとその場を立ち去ったのでしょうけれど。
※誤字修正しました! 石井様、ありがとうございました!!