日本代表合宿スタート 取材制限は成果を上げるのか?

日本代表の合宿がスタートしました。初日は約75分間のトレーニングで、ランニング、ウォーミングアップが終わると、室内でのリカバリー組と、約25メートル四方に小さなゴールを4つ置いて7対7のミニゲームを行う組に分かれて行われました。

今回の合宿でも、選手への取材は制限されています。試合までに、各選手がミックスゾーンに現れるのは1回だけ。1日8人だけが報道陣の前で話します。

これはハリルホジッチ監督の方針で、練習後に急いでホテルに帰ってやりたいことがあるからだとか。選手がミックスゾーンで長く報道陣と話しているのを避けたいのだそうです。

ですが、これまでと報道陣の数は変わらないので、1人の選手にこれまでの3倍ほどの報道陣が群がることになります。当然、これまでより多くの質問が選手に集まることになるのですが、しばらく話をしているとスタッフがやって来て、選手にミックスゾーンを去るように指示します。

これで何とか他社と差別化した記事を出さなければいけないのは、知恵の見せ所ではあります。ですが、それはヘタすると強引な展開の内容になるかも。そういうこじつけのような記事を読者は求めているとは思えません。

また、地方紙の記者のみなさんは、その地域の選手の声を小まめに拾っていかなければいけないはずですが、それはできないことになります。

ミックスゾーンを通らない選手たちはバスの中で待機しているのですが、はたしてこれは時短になっているのでしょうか。そしてこの数分を共有できないことが、選手のパフォーマンスに影響を与えるのでしょうか。私にはとても疑問に思えます。

そして明日は冒頭15分間だけの公開。オシム監督時代の、すべてオープンだった練習が懐かしく感じられます。 

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