川崎vs清水 鄭大世の帰還と足が止まった清水
試合後、井川祐輔選手から鄭大世選手は「ユニフォームを交換しよう」と言われていたそうです。ですが、すでに中村憲剛選手と交換する予定になっていて、鄭大世選手が脱いだところで中村選手が現れ、お互いのユニフォームを羽織っていました。
2010年ワールドカップを機にドイツへと移籍し、5年ぶりの等々力には「バックスタンドを見ると昔のままだったけれど、 メインスタンドを見ると別のスタジアムのようだった」と感慨深げでした。昔は自分以外のFWがゴールを取ると、「自分も」と気負っていましたが、この日は「まずはチームに貢献できること」と思いながらプレーしていたということです。
気になったのは、この前の試合で日本のレフェリーに対する不満を漏らしていたこと。自分が当たったときに反則ばかりになってしまうのではないかと心配しているようでした。ですが——。
と、一安心したようでした。
ただし、この日の清水は逆転負け。なかなか降格圏を脱出することができません。リードしていながら、同点にされた時点でぱったりと足が止まり、結局逆転前を許してしまいました。
前への迫力はあります。あとは短期間でどれくらい守備ができるようになるか。田坂和昭コーチともあったのですが、「時間がないけれど、修正していく」とおっしゃっていました。
はたして守備ラインは3枚がいいのか4枚がいいのか。悩みどころでしょう。