千葉vs岐阜 またも自滅した岐阜に必要なこととは
決してこれが目当てではないのですが、到着してすぐに並んでしまいます。
喜作のソーセージ600円。となりではおいしそうな唐揚げ400円も売っていたので、こちらも買って腹ごしらえ。カロリー高そうですが、「炭水化物じゃないからいいんだ!」とポジティブ・シンキングで乗り切りました。あ、乗り切ってないか。
岐阜の試合は、関東で開催された東京V戦、横浜FC戦に続いて3試合目。東京V戦は3-0から逆転されて3-4の敗戦、横浜FC戦は前半2-1としながら2-3とひっくり返されました。
そしてこの日も先制点を奪いながら1-3と逆転され、勝点を失いました。私が見た3試合に共通しているのは、前半と後半が別のチームになってしまうこと。どの試合も前半は相手にほとんど反撃を許さない、堂々たる戦いぶりです。ところが前半終了間際から後半に入ると、たちまちチェックが甘くなり、失点するとさらにアプローチまで弱くなってしまうなど気弱な部分が出ています。岐阜のFWやボランチが千葉のチェックで負傷交代させられてしまうほど相手が激しく来ると、たちまち岐阜の選手たちはそれまでの勇ましいプレーがウソのように大人しくなってしまいました。
東京V戦では永井秀樹選手が投入されると、たちまち雰囲気が変わって岐阜は逆転されました。後半流れが悪くなったときに元に戻せる選手はいないのか。「本当は高知を後半使って流れを変えることができるのだけど、そうなると前半が苦しくなる。永井はいいね。来てくれないかな」。記者会見での質問に本音とも建て前ともつかない言葉でラモス瑠偉監督は答えていました。
この日、1点目と3点目に絡んでしまったのは、高木和道選手。1点目はCKで競り負け、3点目はボールを奪われてFKを与えてしまい、そのままカウンターでゴールを決められてしまいました。1点目を奪われるまではほぼ完ぺきな内容だったのですが、最初の失点でリズムを崩したのでしょうか。
1点目はまだ仕方がないとしても、3点目はクイックリスタートさせないように警告覚悟でボールを抑えに行かなければならないところだったと思います。もっとも、他の選手も高木選手が転ばされたことで自分たちのボールだと思い、ポジションを動かしてしまったことも要因です。選手のセルフジャッジとともに、笛を吹いたときレフェリーがどちらのボールかすぐに手で示してあげれば、誤解は生まれなかったかもしれません。
「16歳か17歳のころ、自分が試合に出て、最初のプレーで自分のペナルティエリアの中でクリアするためにオーバーヘッドしようとして、相手が頭を出してきてPKを取られ、そこで1点失って負けた。そのあと監督から『お前のせいで負けた』と2カ月か3カ月紅白戦にも出してもらえなかった。でも岐阜は違う。けが人も多いし、選手は次の試合にも使わなければいけない」
ラモス監督がそう会見で言っていた以上、高木選手は次の試合でも使われることでしょう。次こそ勝負です。高木選手の奮闘に期待してます。
それから、この試合で宮沢正史選手がJ通算300試合出場となりました。おめでとうございます。次の試合で表彰があるでしょうから、そこでいい結果が出るといいですね。何せ次は、前回大逆転されてしまった東京Vが相手ですから、余計に気合いが入るでしょう。