ハリルホジッチ監督の戦術を推測する(4)

昨日のピッチは、こんな形でセットアップされていました。

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上はフィジカルとGK用のメニューようだと思います。左はビブスの間にロープが置いてあり、監督とコーチで長さを細かく調整していたので、選手の距離をこれで教えるのでしょう。大きめのコーンが設置してあったのはペナルティエリアの幅ではないでしょうか。となると、その距離を4人でどうカバーしていくかというトレーニングが行われたのではないかと思います。

初回練習は監督の色が特に濃く出るので面白いのですが、今回はランニング計のメニューしか見ることができません。オシム監督はハーフラインを挟んだ部分から、岡田監督は攻守の切り替え、ザッケローニ監督は選手をポジションに配置して守備の考え方、アギーレ監督は門の開け閉め。さて、ハリルホジッチ監督は何だったのでしょう。

2014年ワールドカップのアルジェリアと日本を比べると、
名称未設定
アルジェリアはすべての試合で、ボールポゼッションで相手を下回り、アクチュアルプレイングタイムも日本よりも少ない時間です。つまり監督が求めていたのはそこではなかったということでしょう。

となると、どこでプレーしていたかが重要になります。

(つづく)
 

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