【AC2015】大晦日に見せた素晴らしいトレーニング
大晦日も日本代表の練習場は多くの人で埋まっていました。どこでトレーニングの情報を得るのでしょう。取材案内には公表しないよう書かれているので、いつも不思議です。
さて、昨日からのトレーニングは、これまでのアギーレ流とは少し違っています。一つひとつのメニューの時間が長いのです。ただし、メニューの内容が明快で、言葉で説明しなくても、あるいはスタンドから見ていても、何を鍛えようとしているのかとてもよくわかる内容です。
それから、コーチライセンスの講座を受けた方なら、自分たちが習ったトレーニングの流れがそのまま代表でも応用されているのがわかると思います。考え方のバリエーションも多く、「なるほど、こういうトレーニングをすればいいのか」と気付かされることも多々あります。しかもメニューとメニューの間隔が短いので、プレーしている選手たちは気持ちよく練習できるでしょうし、そのため知らないうちに肉体的負荷も高まっていることでしょう。
この日は、アギーレ監督就任直後からやっている、「門」をどう通すか、あるいは「門」をどう通されないかという練習がメインでした。 ウオーミングアップの時から選手間の距離はどれくらいかというのを意識付けさせるようなパス回しを行い、すぐに戦術メニューに突入です。
最初は選手が動いていいエリアが限られ、そこから「門」を通さなければならないためにパススピードが上がり、また通されないための横の動きが連動していき、そのままの流れで次第にエリアが広がり、選手の動いていい場所が増え、人数も増えていったので、トレーニング1がきれいにトレーニング4にまで繋がるのと同時に、用意していたピッチの区切りがずっと使えるというオーガナイズの見事さもありました。
これは年末にいいものを見せてもらいました。気持ちよく2014年を締められそうです。
まぁ、ここまで理解できたのは、隣に座っていらした 朝日新聞の、そして帝京高校出身、U-19日本代表にも入って忠鉢信一記者のお話を聞かせていただいていたからです。ありがたや。