【W杯】頭は鈍ってなくても体が鈍ってた!
ホテルで一休みしたものの、気になることがあって早めに空港に向かいました。
オンラインの座席指定がうまく行ったのかどうかわからないのです。ルフトハンザ航空のオンラインチェックインでは「23時間前からチェックインできます」と出ていたのですが、24時間前に「この航空券は共同運行の便でチェックインしてください」と表示されるようになりました。そこでTAMでオンラインチェックインしたのですが、航空券はTAMで、しかもフランクフルトまでの分しかありません。本当にチェックインできているのか、乗り継ぎはどうなるのか、荷物はフランクフルトで一度受け取らなければならないのか。これは空港で確認するしかないでしょう。
タクシーで空港まで行くと120レアル(約6000円)を超えそうだったので、慣れ親しんだ高速バスターミナルまで。ここからだと直通バスが出ているので荷物も安心です。
ホテルでタクシーを呼んでもらうと、最後におばあちゃんのスタッフがわざわざ入り口まで来てずっと手を振ってくれました。ありがとう。ずっと親切にしてもらったことは忘れません。
高速バスターミナルまでが25レアル(約1250円)、空港までのバスが38レアル(約1900円)。約半額ですんだ! これって、節約しながら一生懸命出張費を浮かしているお父さんたちと同じ感覚です。
空港で横断歩道までのなだらかなスロープを降りていたら、後ろからカートに荷物を積んだ大男がすごい勢いでやってきて、僕をスロープから外れるくらいはじき飛ばして行きました。一言謝罪の言葉でもあるかな? と思って顔を見ると、こっちを見て「フン!」という表情です。
九州の血に火が付きました。そのまま荷物を転がしながらダッシュし、横断歩道が終わるところのスロープで追いついて、今度ははじき飛ばしてあげました。そのままちょっとだけダッシュ。大男は後ろから何か言っていますが、こっちもいろいろ言い返しながらターミナルへ。こんな瞬間湯沸かし器的なところは、まだまだ鈍っていないといってもいいでしょう。いや、威張れないか。
ターミナル1にバスが到着したので、急いでターミナル3のルフトハンザまで。すると、ルフトハンザは「これは共同運航便で、オペレーションはTAMだからTAMに行ってくれ」と言います。
「TAMはどこの窓口?」
「ターミナル1に行ってください。それからルフトハンザの自社便は18時過ぎで終わりですので、もうすぐこの窓口は閉まります」
まじか~。もしトラブルがあったらどうすりゃいいんだ。この時点で17時50分。またもダッシュでターミナル1です。出国ラッシュで混んでいることもあり、片道約10分~15分ぐらい。
TAMではフランクフルト便が別窓口として設けられていました。慌ててチェックインできているのか確認すると問題ないとのこと。荷物を預け、「この荷物は羽田まで行くから」とタグをもらってチケットを受け取ると、フランクフルトから日本への便のチケットもあります。しかも苦手な窓際。
「この座席を通路側に変更してほしいのですが」
「それだったらターミナル3のルフトハンザに行ってください」
まじか~。ルフトハンザの窓口に到着したのが18時30分過ぎ。まだ1人だけ係員が残ってくれていました。係員は気持ちよく変更に応じてくれて、通路側を確保。これでトイレに行きたくなったとき、隣の人を起こさずにすみます。
これだけダッシュを繰り返したのに大丈夫なんて、体もまだなまってないな。そう思って登場したのですが……。
TAM、座席が狭い。ヒザが前の席に当たります。足が伸ばせません。
高速バスの快適な座席にスッカリ体が慣れていました。しまった、こんなところで鈍っているなんて。いろいろフリーダムだったけど、体はバスが好きだったようです。