【W杯】黄色くなくなったブラジル
3位決定戦のブラジルvsオランダは、ファンフェスタで観客の取材をしようとセントロにある会場を目ざしました。
パブリックビューイングのためだけに交通規制が敷かれています。
こういうのはすごいと思いながら会場を目ざすのですが、いつもと風景の違うことがすぐにわかりました。
黄色くない。これまではどの都市にいてもブラジルの試合がある日は町中が真っ黄色でした。ところが今日は黄色いシャツを着ている人が少数派です。はたして会場の中は……。
と思ったのですが、なぜか入り口で入れてもらえません。あっちの入り口にいけ、そこを回って行けといろいろたらい回しされて、結局会場の周りを何周もぐるぐる。頭に来たので、バーで見ることにしました。
前半開始早々、PKを取られてやや意気消沈。その後追加点を奪われて、一気に元気がなくなりました。ハーフタイムには試合前に演奏していた楽団が戻ってきて、再び音楽を奏で始め、そのまま後半はテレビの音声を消して楽団が楽しく盛り上げます。
ただ、ハーフタイムに人数は急に減りました。みんな無言のまま。まるで別の国でブラジル対オランダを観戦している雰囲気です。この2連敗はブラジルの歴史も含めてこれまで築き上げたことをごっそり破壊してしまったのでしょう。