【W杯】弱気なのか強気なのかわからない予想

盛り上がりに水を差すのかもしれませんが、正直に言えば3連敗もあると思っています。グループリーグの相手はどこも強敵。というより、本大会に出てくるのですから、そう易々と勝てる相手がいるとは思えません。日本は全勝で予選を突破したわけではないし、負けた相手ですら本大会には出てこられないのです。

2006年ドイツワールドカップのときの光景を覚えています。第3戦で対戦したブラジルには最低でも2点差をつけて勝たなければなりませんでした。玉田選手がゴールを奪ったものの、その後は一方的なブラジルペース。GKを交代させるという、信じられないような場面もありましたし、ベンチ前で寝そべっていたブラジル選手もいました。でも一番屈辱的だったのは、日本のファンのバス乗り場の前に若いブラジル人の女性が2人待っていて、日本語で「ニッポン、カワイソ~」と嘲っていたこと。

もしかしたら、ああいう思いをしながらブラジルを後にしなければいけないのかもしれません。 そんな覚悟を持って飛ぼうと思います。

しかも、グループリーグを勝ち抜いても当たるのが、ワールドカップ優勝経験国という可能性は非常に大会のです。ウルグアイ、イングランド、そしてイタリア——。なぜかイタリアと当たりそうな気がしませんか。しかも日本が2位通過だったら、会場はレシフェ。日本が初戦を戦った場所であり、しかも去年のコンフェデレーションズカップで、イタリアと3-4の激闘を繰り広げた場所です。日本は本大会で1度使用するのでやや有利かもしれませんが、相手がなんせイタリアですから……。

運良くイタリアを下せたとしても、そこにはB組1位のスペインが上がってきている可能性があります。前回チャンピオンだし、過去様々な大会で苦杯を喫してきた相手ですし、いよいよ日本の命運も尽きてしまうのじゃないか——。あ、そう言えばロンドン五輪の初戦ではスペインを破っているのだった。

さらにスペインを倒しても、準決勝で当たるかもしれないのがF組1位のアルゼンチンなのかもしれないのです。ザッケローニ監督の就任初戦、それまで勝てなかったアルゼンチンを1-0と下しメッシにも仕事をさせなかったのですが、今回はワールドカップです。雪辱にも燃えているでしょう。いやぁ、怖い、怖い。

何かが起きてアルゼンチンを下すと、決勝戦で当たる本命はブラジルですね。地元だし、ネイマールはいるし、マラカナンの悲劇を払拭しようとやってくるでしょうし、コンフェデレーションズカップのときは手も足も出せなかったし——。どんな決勝になるのでしょうか。そしてもしこれで勝ったら、ワールドカップ優勝経験国をずらりと倒して優勝ですから、きっとまぐれとは言われずにすむのでしょうが……。これは大変だなぁ。カップを掲げるまで気弱な私の心臓が持つかしら。 

Follow me!