日本代表のトレーニング取材でみたコーチの技
内田、大迫、岡崎、香川、清武、酒井高徳、酒井宏樹、長谷部、吉田が参加した日本代表のトレーニング、負傷した選手の仕上がりは順調なのではないかと思えるものでした。
報道陣もたくさん。
南アフリカでお世話になった日刊ゲンダイのカメラマンさん。日刊ゲンダイと言えばラスカル高野さんがこのブログにはよく登場しますが、その下で働いているセントバーナード(ここ高野さんによる修正が入りました)パトラッシュ中西さんです。
各社、細かいところまでよくご覧になっていますが、その取材はすべて紙面に載るわけではありません。専門誌に書くような内容までみなさん分かっているのに、書く場所がないというのは本当に残念なことです。
ところで、この日のトレーニングでこんな場面がありました。
太い線が選手の動き、縦の棒はポール、○は地面においてある輪です。選手はA地点でBに向かってパスを出すと、右回りに動き、ポールの間を通って輪でステップを踏み、Bに向かいます。B地点に来ると、今度はA地点からパスされたボールをA地点にパスし、さらに走り続けます。
酒井宏樹は別メニューだったので、このメニューは8人、つまり最初の時点ではAとBの両地点に4人ずつだったのですが、動き出すと全力で走らないとパスに間に合いません。終わった後に選手は大きく呼吸を乱していました。
このAからBまでに移動しなければいけない距離が短ければ両地点で渋滞ができるでしょうし、長ければパスが間に合いません。その絶妙な距離の設定に、メニューが終わった後で観客のみなさんから拍手が起きていました。さすが代表という、すごいトレーニングでした。