東京Vvs岐阜 ラモス監督が最後に見せた優しさ
ともにガチガチで、前半は岐阜がボールを支配して攻め込み、後半は東京Vが盛り返すという展開になりました。東京Vでは中後がうまくポジションを取って右サイドを崩そうとするのですが味方と連携が合わず、また三都主の守りがしっかりしていて岐阜を攻略できません。
40分、ペナルティエリアの中で抜け出した太田が「あれは得意なプレー」というGKを引きつけて縦に抜くのですが、ボールが強くゴールラインを割りそうになります。それでも素晴らしいスピードを見せてギリギリに追いつき、クロスを上げるとそこには絶好調の難波が待っていました。「今いい感じです」と試合後に語っていた難波のヘディングシュートが決まり、岐阜が先制します。
ただ、その後お互いにあまり決定機を作れず、ベテランが試合を落ち着かせた岐阜が1-0で勝利しました。
低調な試合内容に試合後のラモス監督はお冠だったのですが、最後に東京VのGK、佐藤選手を見かけると寄っていき、「何試合かテレビで見ているけれど、悪くないよ。勝てば調子に乗れるから。いいGKだよ」と優しく声をかけていました。チームを超えてこういう声をかけてあげられるというのは、古巣だからということ以上に、サッカーの仲間だからということでしょう。
さて、いよいよ解体が近くなってきた国立で記念撮影したのはこの方。
昔、Jリーグの広報部長だった首藤さん。現在は国際広報担当ということで、海外に向けて日本サッカーの情報を発信していらっしゃいます。日本も海外からの資金流入が大切になってきた現在、大切な役割を担っている事業の一つ。昔と変わらない笑顔で試合を見ていらっしゃいました。