湘南vs京都 キラリと光ったレフェリーの判断

湘南の前に出る力の強さは年々増している気がします。もっとも試合後は、後半開始早々に3点目を決めた後、勢いが落ちたことに社長以下、「危機感」を持っていました。

「危機感」という言葉はスタジアムDJの方も試合前に使っていらっしゃいました。「連勝をホームで途切れさせてはいけない。そのために何をやらなければいけないか、危機感を持ってやっています」とのこと。記録更新となった10連勝は、そんなプレッシャーの中で生まれていました。

この試合でフォーカスしたいのは1点目。ゴール前で湘南の選手がファウルを受けますが、すぐにフォローした選手が左に展開します。左サイドには湘南の選手がフリーでいて、丁寧にクロスを上げられる状態でした。

ここでレフェリーが笛を吹きます。一瞬「なぜ流さないのか」という不満の「え~」と言う声が小さかったもののスタジアムに起きました。

ですが左サイドからクロスが上がったところでゴール前には京都の選手が揃っており、ゴールを狙うには難しい状態でした。なので、左サイドの選手がボールを触る前に笛を吹き、山本雄大主審はボールを止めました。もし左サイドの選手にパスがわたっていたら、プレーした選手たちは不満もたまったでしょうから、そうならない絶妙なタイミングだったと思います。

そしてこのFKが直接決まり先制点。「前半は0-0でもいい」という京都の思惑を砕く貴重で美しいゴールはこうやって生まれています。

さて、関東に来たときの京都の試合を撮影しているのはこの方。
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天才・富越正秀カメラマン。京都のバドゥ監督とはジョージ・ベストの話で盛り上がっているということでした。

 

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