鹿島vs鳥栖 ターンオーバーで見えた意地
ナビスコカップ予選リーグ、鹿島戦で鳥栖はGKを除きほぼ選手を入れ替えました。
今年のひと味違う鹿島相手には苦戦して当然——なのですが、先制は鳥栖。ギリギリでつないだボールを早坂が飛び込んで押し込むという、とても鳥栖らしい泥臭いゴールで22分にリードします。ですが38分にダヴィが同点ゴールを叩き込み、そのまま試合は終盤に差し掛かりました。
鳥栖は逃げ切りを狙うとき、残り15分からは5バックにしたり、中盤を全員守備に回したりして守りを固めます。この日はアウェイの鹿島戦、もしかして勝点1でよしとするのか……と思っていたのですが、尹晶煥監督はむしろ勝負に出る交代をしました。
結果は裏目。83分、87分と梅鉢が絡むゴールを挙げられ、1-3と敗れてしました。しかし、出ていた選手の必死な走りぶりはカップ戦決勝のよう。限界ギリギリまで体を張る戦いに、ターンオーバーで出てきた選手たちの意地を見ました。こういうプレーぶりが見られるのなら、選手の入れ替えもいいじゃないですか。