横浜FMvs鳥栖 ザッケローニ監督が見たものは
鳥栖はGKが3人とも負傷し、特別指定選手の藤嶋選手を使わざるを得ない状況になりました。そのためか、鳥栖は非常に後ろに重心がかかってしまいます。今季は攻撃の際に畳みかけられるようになった(もっともそのため失点も増えている)のですが、この日はそんな姿も見られません。豊田選手にもパスが供給されず、攻撃の手はほとんど出せませんでした。
それでも何とかセットプレーのチャンスを生かして一度は同点に追いつくものの、最後はドゥトラ選手、藤田選手、マルキーニョス選手とつながれ決勝点を奪われます。必然的な負けだったと言わざるを得ないと思います。
この試合、一番輝いていたのは横浜FMの中村選手。試合のリズムはすべて中村選手が作っていました。さらに先制点はペナルティエリア角でパスをもらうと、ダイレクトで外にパスし、ゴール前にダッシュして折り返されたパスをバックヘッドで決めたもの。パスの受け手と出し手だけがプレーを読んでいた見事なゴールでした。この試合、視察に来ていたザッケローニ監督はどう感じたでしょうか。
ところで、これは伝聞なので真偽はわかりませんが、記者席から見てもそうだったかもしれないと思うので書いておきます。チケット販売はホームとアウェイとで区別されて売られていました。ところがSA席にはアウェイサイドにも拘わらず、ホーム側のシャツを着た人たちが来て応援をしていたそうです。周りのファンは挑発行為だと思っていたのですがグッと気持ちを抑えていたのだとか。
いろいろなスタジアムでホームサイドにはアウェイのシャツを着た人やグッズを見につけた人たちが入れなかったり、その逆も行われています。 平和なスタジアムにするために、僕はそこは守るべきだと思います。今日何も起こらなかったとしても、それが明日の保証にはなりません。特に暑い日は気をつけるべきでしょう。
席の問題について追記があります。こちらへ。