【東アジアカップの旅12】前日練習で選手にプレッシャー
試合前日、左の一段上がったところでは韓国代表がトレーニングをする中、日本も1時間程度汗を流しました。日本より少し前から韓国の練習が始まったのですが、声がするので覗こうとすると係員がやってきて止められました。音だけ聞こえて見せないなんて殺生な。
練習場の向こうには朝鮮民主主義人民共和国との軍事境界線に臨む展望台があります。そんな政治的な場所で韓国の選手はトレーニングを積むのだと思うと、ちょっと複雑です。
わかりづらいのですが、写真の上に旗が立っているところが展望台です。
練習終了後、栗原勇蔵選手からコメントを聞きました。いつもに比べて非常に口数も少なく、試合に集中しているのがわかります。「点を取られなければ優勝ですが」と聞くと、「そうですね。今気付きました。ありがとうございます」との答え。「プレッシャーをかけましたか。ごめんなさい」「そうですよ、ははは」と笑ってくれましたが、表情が緩んだのもこの一瞬だけ。黙って立っている姿から殺気が漂う頼もしいDFの姿でした。
さて、練習場からはタクシーを呼んでもらって帰っていたのですが、練習場にいたサポーターの人たちからバス停の存在を教えてもらいました。歩いて10分程度のところにあるそうです。
練習場の周りの道路は、あまり手入れがされていないようで波打っていましたし、植物が顔を覗かせています。トレーニングセンターまでは車で来ることが多そうなので、あまり歩く人はいないのでしょう。
バスが止まっていました。そちらに向かうと、身振り手振りであっちだと教えてくれる人がいます。
ありました。いつもは1000円程度で帰っていたのですが、これで250円ほどで帰れます。
このバスはアウトレットモールを通るようで、中は女性客で溢れていました。
こういうルートを探し出すのはサポーターならではと言えるでしょう。おかげで財布が助かりました。
ところで、練習会場にFC東京をずっと追い続けている新井賢一カメラマンも来ていました。カメラマンを題材に写真のエフェクトの練習をさせていただきました。まずはノーマル。
続いてポップカラー。目がキラキラします。
ポスタリゼーション。どんなポスターなんだ。
トイカメラ。周辺が暗くなり中央だけが明るくなります。
ハイキー。柔らかくなるので女性を撮るのにいい感じ。
レトロ。色が抑えられて古めかしくなります。