iPhone/iPadのメールを使っている方に
僕はiPhoneとiPadで日中のメールをやりとりしています。あるとき、外出が続くことがあり、ある団体からのメールを見落としてしまいました。
正確には見落としではありませんでした。よく調べると、他にもそういう事例があるようなのでここに書いておきます。
僕は会社や個人のメールをiCloudに集約し、iPhoneとiPadで受け取っていました。なぜなら、iCloudだと情報の遅延がないからです。
iOS端末でのメールの受け取り方には2種類あります。サーバにメールが到着したのをすぐにiOS端末に知らせてくれる「プッシュ」と、iOS端末側が時間を決めてメールを受け取りに行く「フェッチ」です。プッシュはメールが来た時点で教えてくれるので緊急の際には返事が早くできます。フェッチは最短でも15分単位でメールを受け取りに行くので、メールが届くまでに時間がかかります。ただ、プッシュは電池を消耗しやすくなりますし、フェッチは決められた時間しか動かないので電池を長持ちさせるような場合には有効です。
そしてiOS端末が「プッシュ」に対応しているメールサーバはあまり多くありません。1月まではGmailもMicrosoft Exchangeを使えばできていましたが、今はiCloudが同じAppleのサービスとして提供されているので、iCloudのメールを使うと設定が少ないし便利です。
ところが。このiCloudに会社のメールを送ると、一瞬受け取るのですがすぐ消されてしまいます。Spam扱いされるのでもなく、ゴミ箱に入るのでもなく、受信箱に一瞬現れるとすぐにどろんと無くなってしまうのです。ど、どうしたんだ、うちの会社。
そして困るのが、日本サッカー協会からのメールが同じ症状になってしまうことでした。最初に言った「ある団体」というのが日本サッカー協会で、それは職業上、困ったことになってしまいます。
で、調べていくと、iCloudはサーバ上でいろんな例からSpamを自動判定し、陽性となったメールは自動でサーバ上で消す仕様だというのがわかりました。このiCloud独自の判定に修正を加えてもらうためにはサポートセンターに電話してお願いしないとダメだということです。
さっそくweb上からサポートセンターに電話依頼をしました。サポートセンターの電話って忘れたころにやってくるんだよなぁ……と思っていたら、なんと1分後、電話が鳴ります。いろいろ状況を話したら、さらに上のスタッフに相談してもう一度電話するとのこと。そして4分後にもう一度電話が鳴り、症状を確認して、iCloudのデータベースに修正を加えてもらう依頼をすることができました。サポートセンターに電話して、ここまでスムーズに話ができたのは初めてです。すごいぞ、アップル・ジャパン・
ただし、iCloudのデータベースはアメリカで管理していて、そこに依頼を出さなければならず、1週間程度はかかるということでした。
なので、本当はiCloudで対応したいのですが、先日サービスが始まったOutlook.comにメールを集約することにしました。このOutlook.comもiOS端末にメールをプッシュしてくれます。
もしも、iOS端末にメールが届かないことがあったら、この状態を疑った方がいいかもしれません。ということで、日本サッカー協会からのメールが届かないという一点でサッカーの話題だった今日のお知らせでした。