ボロボロのボールの先に
半年経ったらボールがボロボロになっていました。
明日、第34回全日本女子サッカー選手権大会神奈川県予選の準決勝、湘南学院高校戦を控えたノジマステラの練習取材に行ってきました。2月から使い始めたボールは、写真のとおり一部がはげかかっています。痛んでいるのはボールだけではなくて、総勢16名のうち、2名はケガで練習にも参加できていません。だから明日はベンチ入りが3人です。
少しでも早くトップリーグ入りしたいノジマステラにとっては、この全日本女子サッカー選手権での活躍が飛び級への必須条件です。トーナメントは負けたら終わり。そんなプレッシャーを前にしているのか、あるいは菅野監督の練習が厳しいのか、トレーニング後の彼女たちは最初のころほど明るくはしゃいだりしていませんでした。だけど最初に集まったころに比べると、動きはとてもシャープになっているように思えます。
「高校生は若さで勢いに乗るとグイグイ来るから」と菅野監督は気を緩めていません。キャプテンの尾山選手は「紅白戦ができないので全体の調子がいいかどうかわかりません」と不安もある様子。さて、どんな戦いになるのでしょうか。