U-23日本代表vsU-23ニュージーランド代表 ぜひ再現をお願いしたいと
攻めに攻め、回しに回して1-1のタイスコア。なでしこのようにあっさり大勝して弾みを付けたかったはずですが、もやもやが残る結果となってしまいました。
だけど、あえてよしとします。別に関塚監督をかばっている訳ではありません。関塚監督が川崎を率いていたときに取材を続けましたが、ほとんど本音を見せたがらない人物でしたし、川崎の監督を辞めた後も、お会いしたときに「今度話を聞かせてください」と言うと「僕は現場に戻るから本当のことは言いません」と、やたらあっさり拒否されてしまいました。うーん、そんなことを思い出していたら徹底的に悪く書きたくなってきたけれど(笑)、でも、それとこれは別の話ですから。
ただ。練習試合はあくまでも練習試合。それを日本は2010年で学びました。だって岡田監督は3月3日のバーレーン戦こそ2-0と勝利を収めたものの、4月7日のセルビア戦では0-3、5月24日の韓国戦で0-2、5月30日イングランド戦を1-2、大会直前6月4日のコートジボワール戦で0-2と4試合で1得点9失点というとんでもない成績でワールドカップに臨むことになってましたから。いやぁ、今見るとよく監督を交代させなかったと思いますね。でもこういう危機感が高いのってチーム躍進のバネになりますから。降格筆頭候補が踏ん張るというのもよくある話ですし。
それに監督は川崎時代、ナビスコカップ決勝の前のリーグ戦で大勝したものの準優勝に終わるというのを経験しています。そういう意味では楽勝で本番に臨むよりも善かったのではないでしょうか。関塚監督が優勝できる勝負師であることは、アジア大会の金メダルでわかっていますし。
だから関塚監督にはぜひワールドカップのときの再現をお願いしたいと思います。今回のミスを教訓にして。控えGKの安藤選手。ものすごく気合いが入った目で「メダルを取りたいです」と頼もしい言葉を残してくれました。
さて、この日も熱心に取材を続ける姿を見ました。
山岸舞彩さん。後ろは選手がみんな通り過ぎた後のミックスゾーンです。誰もいなくなるまでノートを片手に選手が話しているところを回っていました。テレビの人は役割分担が進んでいるから、きっと彼女はどこかで待機していればディレクターさんが選手を呼び込んでくるのでしょうが、そんなことをせず、記者でごった返しているところに自ら飛び込んでいく姿勢がホント素晴らしいと思います。
NHKでオリンピック取材に行くそうです。英語も堪能だし、必ずいい仕事をなさることでしょう。それぞれの競技の決勝をカバーすることが多いので、毎日深夜0時ぐらいから朝4時ぐらいまでの出番が多そうということでした。もうすでに痩せていて激務なのがわかります。体調が心配ですが、頑張れ~!!