不思議なチーム東京Vにちょっと涙

東京Vの練習取材に行ってきました。場所は多摩市陸上競技場。どこかで楽器の練習をしている人がいるのでしょう。サッカーとはまるでちがう音楽が流れる中、東京Vの選手たちがひたすら汗を流していました。

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攻守の切り替えを早くする練習や、秋田コーチによるヘディング指導などを見ることができました。巻選手によれば「東京Vの選手たちは練習から手を抜かない」とのこと。実際に厳しくプレーが進んでいきます。ケガをさせたり、ケンカになったりというのはありませんでしたが。

ケンカと言えば、試合中でも選手同士で「しっかり」会話するのが東京V。でも、それで雰囲気が悪くなりそうなると、サッと登場するのが森選手です。森選手曰く「東京Vの選手は何かあればケンカすればいいと思ってる」。あなたがそれを言いますか(笑)、という感じですが、森選手だからこそ一触即発の場面が近いのがわかるのでしょう。キャプテンマークも巻いているし。それは見事な人事だと思います。

現在の東京Vはサッカーもおもしろいし、成績もいいのですが、なかなか観客動員に結びついていません。どこかのクラブのファンとういのではなくて、「サッカー」のファンならば見たくなると思うのですが、 今の日本では「クラブ」のファンは形成できていても「サッカー」のファンは形成されていないのかもしれません。

それにしても、Jリーグ黎明期を引っ張った東京Vがこのような状況だというのはとても悲しい気がします。ぜひ返り咲いて、またサッカー界を盛り上げてほしいと思いますし、サポーターのみなさんにはぜひ頑張ってほしいと思います。もちろんクラブやチームの人たちにも。

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