FC東京vsブリスベン・ロアー
1点差以内の敗戦なら決勝トーナメント進出が決まるFC東京と、2点差以上の勝利が必要なブリスベン・ロアーのアジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ。
慎重にゲームを進めたいはずのFC東京が開始早々の4分に失点。ところがその直後に高橋選手のゴールで追いつくと、これはもうばかばか点が入るゲーム展開の予感が漂い始めました。20分に逆転、ところが33分に同点に追いつかれ、43分には渡邉がペナルティエリア内でファウルを受けてPKを獲得。これを自ら沈めて再びリードします。後半も60分に渡邉選手が決めて勝負は決しました。
FC東京の一人ひとりのボール保持時間が非常に短いものの、追い込まれた局面でのパスの出しどころを間違って自らピンチを招いていました。ですが、このまま判断を修正していけばきっとさらに小気味いいチームに仕上がるのではないかと思います。そしてこのサッカーは決して1人の監督だけで気付かれたものではなく、チーム関係者は方向性について「実はガーロ監督のときのベースからずっと続いてきている」とおっしゃっていました。確かに、そういうベースがないとこのサッカーはきっとできないでしょう。