柏vs鳥栖 必然の結果と言うべきか・そしてあの方も
柏vs鳥栖は、両者のプロパティだけ見ると前年度チャンピオンと昇格組の戦いです。実際に鳥栖は柏の選手の個人技の高さ、特にレアンドロ・ドミンゲス選手に苦しみ、そこを警戒するあまり前後のバランス、左右のバランスが崩れてしまいました。鳥栖のいつもの鋭いボール回しはほとんど影を潜めていたと言えるでしょう。
前半のアディショナルタイムにCKから北嶋選手が先制点を挙げます。ですが後半、鳥栖もセットプレーから1点を返し、試合は1-1の引き分けに終わりました。ただ、実はこの試合の前までで、柏vs鳥栖は2勝2分2敗、得点10失点10のイーブンの成績でした。ですから、相性を考えるとこの結果は必然だったのかもしれません。
試合後、ミックスゾーンに現れた北嶋選手の表情にはほとんど笑みがありませんでした。ストライカーには自分がゴールすれば満足しているタイプもよくいるのですが、北嶋選手は「チームが勝てなくて悔しい」と本当に辛そうで、責任感とクラブ愛がひしひしと伝わってきました。こういう選手がいるのが柏の強さなのでしょうね。
そして、この試合にはNHKの「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」でおなじみのこの方も来ていらっしゃいました。
山岸舞彩さん。今週は朝4時過ぎに起きて鳥栖まで取材に行ってきたそうです。先週は広島往復を2回したりと、日本全国を精力的に動き回っていらっしゃいます。
山岸舞彩さんのノートには試合を見ながら気付いたことが細かく美しい字でびっしり書かれていました。この中から再編成して番組の中の自分のコメントに使うそうです。わずか1分にも満たない話のために、ここまで前準備をするのかという点に驚かされます。こりゃ僕ももっと頑張らないとなぁ(汗)。