気になったので横浜FCvs愛媛
昨年必勝態勢で臨んだはずが昇格できず、今シーズンも初戦で負けてしまった横浜FCが気になって、横浜FCvs愛媛を取材してきました。岸野監督とは7日に練習場でお話しさせていただいて、狙いなどをお聞きしました。
ところが前半は愛媛にかっちりとはめられてしまいました。ホベルト選手の調子がまだ本来とは遠く、リズムよく中盤を組みたてられない間に愛媛に詰められ、決定機をつくられてしまいます。
ハーフタイムを終え、出てくる難波選手に増田コーチが何か詳しく指示を出していました。4-3-3にシステムを変更し、サイドをかっちり押さえ込んだことで今度は横浜FCにリズムが移ります。ですが、結局はそこまでで、試合は両チーム無得点のままでタイムアップを迎えました。
シュート数は横浜FC3本、愛媛16本。この数字に両チームの課題が表れていると思います。横浜FCはセットプレーこそ得点の雰囲気があるものの、なかなかペナルティエリアに入れません。野崎選手が出てきて突破を見せ始めてから、やっと攻撃に迫力が生まれましたが、そこまでいい形が作れませんでした。愛媛はサイドチェンジのロングパスは素晴らしい精度で展開しますが、ゴール前に行くとなかなかシュートを打つ選手がいません。齊藤選手がいなくなった影響がしっかり出てしまっているようです。
試合後、横浜FCの選手はなかなか出ない結果に苦悩しているようでした。昨シーズンとはずいぶん選手が入れ代わりましたから、まだチームとして作らなければいけない部分がありそうです。今はきっかけがほしいところでしょう。