力不足は重々承知ですが
11月15日に開催される、朝鮮民主主義人民共和国vs日本の報道陣に選んでいただきました。記者わずか6人という枠の中に、並み居る諸先輩方を差し置いて自分が選ばれて、正直に言えば非常に恐縮しています。
JFAから連絡があったときに「本当に自分でいいのですか?」と聞きました。ですが、相手方のチョイスだということで、参加させていただきたく思っております。
きっと昨年「大世 チョンテセ BIG WORLD」を出版し、ハングル版を韓国で出していたのが選考された理由でしょう。もしかするとワールドカップ予選の韓国vs朝鮮民主主義人民共和国や、ワールドカップ、アジアカップを通じてチームを取材していたのがよかったのかもしれません。ただ、真相はわかりません。
身の引き締まる思いです。これまでずっと自分勝手に生きてきた私ですが、「日本のために何かしなければならないのではないか」と思っています。私が行くことで行けないメディアがあると思いますし、そのメディアを大切にしている方々もいらっしゃると思います。その人たちのために、自分が出来る精一杯のことをしなければならないと思っています。
もっとも現実は、まだ原稿依頼はなく、それに今後来たとしても、できる限り多くのメディアに届けたいという自分の八方美人とも取られかねない発想からいえば、あまり商売になるとは思えません。ですが、JFAも気にしている各媒体への公平性からいえば、それでも働かなければならないと思います。
こんなこと書かないで、「一番高く自分を評価してくれた人のところに書くよ」と言えば本当は儲かるんでしょうかね。でも、今回の状況を考えると、とてもそんなことを言う気持にはなりません。日本代表の責任感がほんのちょっとだけわかった気がします。
ともかく全力で、誠心誠意頑張ります。どうかよろしくお願いいたします。
でもね、本当を言えば、在日朝鮮人の方と一緒のツアーで行きたかったです。前回のホームゲームが終わった後に、FaceBookなどで「次は負けないよ」「いやいや、2連勝だから」というやんちゃなメールを交換したりしていましたから。国同士は緊張していますが、民間交流ではスポーツを通じていい関係が築けそうだと思っていました。