日本代表発表の場でのザッケローニ監督

北朝鮮戦の前の記者会見とは違っていました。

いつものザッケローニ監督はとてもマジメですがにこやかです。実はU-22日本代表vsU-22マレーシア代表が行われた際、意図せずホテルが代表スタッフのみなさんと一緒でした。しかも朝食は偶然一緒の時間。打ち合わせをしているようでしたので離れていたら、バイキングの料理を取りに来た監督が僕を見つけて「ボンジョルノ」と話しかけてきてくれました。

北朝鮮戦の前の記者会見ではにこりともせず、じっと記者の顔を一人ずつ確認するように見渡し続けました。ワールドカップ予選が始まるということで、取材陣も緊張感が高まっていたのですが、監督も非常に真剣な面持ちで、ピリリとした表情を最後まで崩しませんでした。それまでは会見の最後に言っていた日本語もなし。

ところがこの日の会見では、最初に「コンニチハ」という挨拶から始まりました。もっともその後はピリッとしています。それでも取材陣の顔をじっと眺めるということはありませんでした。もう誰がどこの記者なのか覚えているのかもしれませんが。

笑顔のないまま会見は進みました。そして司会の方が「それではこれで会見を終わります」と言ったとき、監督は「ヨロシク」と言うと、この日初めてにっこり。

9月のシリーズを1勝1分けで終えてちょっとホッとしたのかもしれません。アジアの予選がどんなものなのか、把握できたというのもあるのでしょう。そして相変わらず、とても真剣な答弁が人の良さを表していたと思います。あとは勝つだけ!!

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