思わず涙が
台風が接近し、日本列島が雨風に晒されている中、羽田発福岡行、11:30のフライトでした。半信半疑で空港に行って、登場案内があっても「突然飛ばなくなるかも」と疑っていて、動き始めても羽田に戻るんじゃないかと心配していました。
最初の30分間は阿鼻叫喚の世界。高いとこや揺れるのが苦手な私にとっては。いや、みんなビビってたと思います。キャビンアテンダントさんは慣れた様子でしたけど。
や~め~て~、ここで下ろして~ともごもご口ごもっていました。だって寝て忘れようと思っていたのに、わざわざアナウンスが入って起こしてくれるモンですから。
昔、台風の翌日に長崎から宮崎までの小型飛行機に乗ったことがあります。その時も揺れて、隣の若いお兄さんがリバースしていました。そのときと同じくらいの恐怖でした。
ところがなんと定刻の13:15ぴったりに到着。どうやら日頃は3万6000~8000フィートを飛ぶのに、この日は4万1000フィートまで上昇し、台風を切り抜けたということでした。 そして高度を上げたからスピードが出て、ちゃんと定刻に着いたとのこと。やれやれです。
でも、涙が出たのはそこじゃありません。
煌々と点灯しているライト、満員の鳥栖スタジアム、U-22とはいえ日本代表の試合……このスタジアムが辿ってきた道を考えると、つい思わず。