濃密な1時間を作ってくれた選手
実は、じっくりお話を聞く機会は初めてでした。
なので下調べはじっくりしましたが、インタビューがうまくいかなかったときのことを考えて、優先順位はきっちりつけて、とにかく上から3つ聞けば4ページ分にはなるだろうという資料を作っていきました。
インタビューが失敗に終わったことはたくさんあります。だけど失敗に終わってもちゃんとページが作れないとプロとしては失格になってしまいますから、 今回は特に慎重になっていました。
そういえば、昔、インタビューの相手が取材開始時間に起きて、慌てて来てもらったけど、ちょっと雰囲気がマイナーな方向に入っていた選手がいました。あれは苦労しなたなぁ。仕上げまでに1カ月ぐらいかかって、でもそのインタビュー記事から、その選手とよく話ができるようになったということもありました。
そんなことを考えていたら。
すごかったです。こちらの想定以上の話がどんどん出てきて、そんな秘密まで明かしたらこれからプレーしにくいんじゃないの? ということまで語っていただきました。頭いいし、ユーモアもあるし、何より他の人たちに対する配慮がすごくあって、引き込まれてしまいました。そして僕の予定していた質問をどんどん広げて、濃密な1時間を選手が作ってくれました。
こりゃ4ページを何とかして6ページにしなきゃ。もう他のページはできているけど、どこか削って入れます。ものすごくモチベーションの上がる取材でした。絶対いいものにするぞー!!