川崎vs広島 ホント相性がよい(悪い)ようです
そう言えば2003年11月23日、川崎が勝点1で昇格を逃したシーズンの最後の相手が広島でした。川崎が1点を先行し、PKで同点に追いつかれたものの、81分に決勝ゴールを決めて勝利を収めます。それでも一歩及ばず涙をのんだ試合でした。
書いて残しておきたいこぼれ話。2万2087人を集めたその等々力での試合には、サッカー観戦が初めてという人もかなりいたようです。当時サポーター席の近くで試合を見ていた人が後で教えてくれました。
「後ろに女子高生たちがいたんだけど、みんなが何とコールしているかわからなかったから、結構おもしろいコト言ってたよ。PKを取られたアウグストを励ますために『ア~ウグスト、ア~ウグスト』っていうヤツは『ア~イムソーリー、ア~イムソーリー』って言ってたし、『ジュニーニョ、ジュニーニョ』は『え?何?何? ジュニ色、ジュニ色』って色物にしていたし」
とまぁ、そんなことを試合中に思い出すほど川崎の一方的なペースで、広島がリズムを崩しまくった試合でした。広島のダイレクトプレーは決まると美しいのですが、この日はテンポが崩れてつながりません。選手を入れ替えたことでの影響が出ていました。もちろん矢島選手のストライカーらしいゴールや、菊地選手のストライカーじゃないのかと思うようなヘディングは見事でした。
試合後、現れた李選手は「こんな試合もありますね。大事なのは次です」とサバサバした様子。この切り替えの速さが大切なんですね。