6月5日 日本代表練習取材にて
濃いです。オシム監督の時は、メニューとメニューの間に数分開いたりすることもありましたが、ザッケローニ監督の場合はもっと早く進みます。負荷はオシム監督の時のほうが大きかったでしょう。ザッケローニ監督の練習では肉体的負荷はさほど大きくないようです。ただ、今日も細かい指示が飛んで、選手は消化しながらプレーしようとしていました。
15時59分にスタートした練習は19種類のウォーミングアップを10分間で終え、左右のサイドに分かれて攻撃のフォーメーション練習が行われました。おもしろい決まり事がたくさん出てきましたが、昨日と同じ理由で書かないでおくことにします。
その後、今日のグループは3/4のコートで3-4-3のチームと4-4-2のトップ2人がいないチームでの動きとボールの動かし方の確認、さらにカウンターへの対応というトレーニング、最後はハーフコート+9.15メートルの縦幅での3-4-3同士でのゲームでした。全体練習の終了は17時38分。
今日の組み合わせは
Aグループ 3-4-3
□□宇佐美□興梠□□本田
安田□□家長(柴崎)□□長谷部□内田
□□伊野波□今野□□吉田
Aグループ 4-2-3-1
□□□□□□興梠
安田□□□□本田□□□□宇佐美
□□□□家長(柴崎)□□長谷部
伊野波□今野□□吉田□□内田
Bグループ 3-4-3
□□岡崎□□李□□□関口
長友□□遠藤□□細貝□□西
□□槙野□□栗原□□森脇
Bグループ 4-2-3-1
□□□□□□李
岡崎□□□□関口□□西
□□□□遠藤□□細貝
長友□□槙野□□栗原□□森脇
でした。練習の終盤には守備の動き方を長友と槙野が中心にザッケローニ監督に確認し、監督がそれに対して数分間説メイルするという場面がありました。確かに崩されてしまった場面だったのですが、そのシーンについて槙野選手は「あの場面を見ると完全に崩されていたのですが、そこに問題があったのではなく、その前に2つ、3つとパスを簡単につながれてしまったのが原因になったのです」とわかりやすく解説してくれました。ということは、すでにその場面にはどう対応すればいいのか、頭では理解したということです。あとは体がオートマチックに動くようになるかどうかですが、監督の指示を飲み込んで反映するのは、さすが代表選手はあっという間です。
その中でも高い理解力を見せていた安田選手がしびれるコメントを残してくれました。
「代表チームは集まって練習できる時間が少ないから、同じ間違いを2回やる余裕はないんです」
同じミスを繰り返したら代表からは去らなければならない。厳しい環境です。