6月4日 午後の日本代表練習
しまった~!! 昨夜日本代表の練習時間が変更され、午前中にもトレーニングがありました。見逃してしまいました。がっかり。
なので残念ながらこの日の午後の練習の概要です。
ザッケローニ監督が付きっきりで指導したのがこちらのグループ
□□岡崎□□李□□□関口
長友□□家長□□長谷部□□西
□□槙野□□今野□□森脇
攻撃の際のボールと人の動かし方でした。
細かい決め事があります。体の向き一つ、走り方一つについても注意がありました。
一度は今日聞いたことをここにすべて書こうかと思いましたが、細かいが故に対戦相手には知られたくないこともありそうです。なのでここでは書かないことにします。もっとも原則的なことが多かったので、きっと試合前には色づけされてさらに綿密な決め事になり、そのときのトレーニングは非公開になるのでしょう。その原則の部分を垣間見えたのは今後の理解の手助けになりました。
それとは別に今日の練習の組み立てでおもしろかったことが1つ。
これまでいろいろなチームの練習を見に行きましたが、多くは
トレーニング(動きや技術などの反復)——ゲームまたはトレーニング——トレーニング——ゲーム
と最後にゲーム形式でその日のトレーニングで学んだことを実践させようとします。
ところがこの日は
トレーニング——トレーニング——ゲーム——トレーニング
と最後に動きの確認が行われました。
よほど3-4-3の動き、あるいはボールの動かし方がゲームの時に満足できなかったのでしょうか。
あるいはこれがザッケローニ流なのか。
ザッケローニ流と言えば、監督はトレーニングの場面では細かくフリーズしながら指導します。
コーチングにはフリーズ(プレーを止めて指示を与える)、シンクロコーチング(止めないで指示を与える)、ミーティングの3種類があるとされ、フリーズの際には、「問いかけ」「指導」があり「デモンストレーション」がなされ「リハーサル」から「実演」を経て「フリープレー」に至るとされます。ですがザッケローニ流だと、トレーニングでボールが動いてすぐにフリーズ、「指導」があって「フリープレー」、また動いてフリーズ、という形です。シンクロコーチングが得意だったオシム監督や、トレーニングの時間が非常に長かった岡田監督とはこれまた違って特徴があります。
普通ならフリーズが多くなると流れが断ち切られ、選手の集中力が続かなくなりそうなものですが、きっと指示の内容が選手の頭を刺激して飽きさせないのでしょう。もちろん選手が高い集中力を持っているという素質も関係していると思います。
とまぁ、練習マニアの私にはうれしい発見があった反面、午前中の練習が見られずしょんぼりでした。