2011アジアカップの旅47 ということで、ちょっとマジメにプレビューなど
キックオフを約5時間後に控え、雨の降りしきるアラ・ガラガラ競技場、ではなくAL Gharafaスタジアムです。周りに何もありません。朝食を抜いてきたので、ドーハに入って初めて飢えています。
思い切り時間があるので(汗)、昨日の前日会見後の選手コメントを含めてプレビューでも書いておこうと思います。
この大会でのカタールを3試合見た限りでは、23番セバスチャン選手にハイボールを供給するか、右サイドで2番と12番をプレーさせ、左から16番が中央に入ってきていました。守備ラインはあまり飛び出してこないで、ゴール前を固めます。
つまり、まず長友選手と今野選手のところをサイドに寄せようとしてくるのではないかと思っています。
「僕だけじゃなくて前線からの守備というのもありますから11人で守ります。(ザッケローニ監督が就任当初指導した守備の方法は)頭に入っていますが、あまり頭でっかちにならないようにしています。 自分の感覚というのもありますから。この3試合での修正は、個人的には言われていませんが、守備ラインが下がりすぎてドリブルからのシュートを許した場面で、あんな隙間を与えてはダメだという指示がありました。世界ではゴールの枠を捕らえるので、下がりすぎないでスペースを与えないようにということでした」(今野選手)
外から内側に切り込んでくる16番をどうつかまえるのか、特にセバスチャン選手とクロスする動きで絡まれるとやっかいです。
「五輪の予選で対戦した相手と同じでした。あの時は僕もサイドバックでした。だいたい右に切り込んでシュートを打つタイプなので、できる限り外に追い出そうと思います。あとは吉田選手がセバスチャン選手と競るときに助ける、挟んでみるとか、鹿島でもやっているのですが同じことをやろうと思います。あとはFKの守備ですね。鹿島でやっていることをやればいいと思っています」(伊野波選手)
そしてゴール前をどうこじ開けるのか。
「僕に求められているのは前線で体を張ることだと思いますので、しっかり体を張ります。球際に負けないようにしたいですね。相手が前に出てこないときは3人目の動きで崩せるのではないかと思いますね。ゴールが取れる3人目になればいいんですが、僕は大体2番目として現れますから。でもしっかり頑張ります」(前田選手)
あとは守備の際のセットプレーが今回の試合から一層試されるようになるのではないでしょうか。サウジアラビア戦までは、実は相手があまり上がってこなかったので特定のマークを持たなくてもすむ選手がいました。今日はニアサイドにもしっかり人数を配置してくるのではないかと思います。
さて記者席チケットの配布まであと1時間……(涙)。