ちょっとまじめに言葉について
今日もきていらっしゃいました。たった一人で。
フジテレビの青嶋アナウンサー。どこでもお会いします。本当に現場を大切になさっていらっしゃいます。
さて、試合後に青嶋さんといくつか言葉について話をしました。というより、僕が常日ごろ疑問に思っている言葉をどう青嶋さんが扱っていらっしゃるか。
まず、「すらす」。
一番使われているのはクロスを頭に軽く当てて背後にコースを変えながら送るプレーを表現するときです。ですが、僕はこの言葉にはまだ違和感があります。
青嶋さんは「~コースを変える、いわゆる『すらす』プレーでした」と使いますということでした。つまり「いわゆる」と付けない限り使わない言葉ということです。そうか、話し言葉でもまだそうやって使うのなら、書き言葉ではまだまだ使わないほうが良さそうです。と、感覚をすり合わせて一安心。
もう一つは「し切る」。
これはいろんなところで使います。多いのは「勝ち切る」でしょうか。そんな話をしながらNHKを見ていたら、そこでも「~切る」と使われていました。「勝ち切る」って「勝つ」じゃだめなのかしら。強調の意味で使うのだと思うのですが、何から何まで「切る」をくっつけると、どこもかしこもインパクトを持ってしまって、実際に強めたい部分を押し出せないと思うのですが、という点では一致しました。
他にもシュートを『打つ』でいいのか、などいろんなお話ができました。というより教えていただきました。いくつかの疑問がスッキリ解決。年末を前にちょっと気が晴れ晴れです。