オズワルド・オリヴェイラ監督の覚悟
今日は湘南vs鹿島の取材。
試合はロスタイムに入った最後のワンプレーで湘南が追いつきました。鹿島の元気の無さが目立ちます。僕のノートでは決定機が鹿島の3回に対して湘南は6回ありました。
ところで。
日本代表の監督選びが長引いていたとき、オズワルド・オリヴェイラ監督の名前も挙がっていました。世界クラブ選手権を制し、鹿島の監督に就任して以来3連覇。日本の選手のことはよく知っていますし、日本のやり方もわかっています。JOMO CUPでのチーム作りにも見事な手腕を見せてくれました。
試合前、監督とお話をすることができました。そこでちょっとグッときた話があったので、ここに書き留めておきたいと思います。
「確かに日本代表監督選びが長引いていたとき、話が来ないかと思っていました。自分は日本が好きですし、次の代表チームの構想もありました。でもザッケローニ監督に決まって、自分は鹿島にいます。だから僕は日本代表チームをサポートしていきたいと思います。まだ鹿島から日本代表には少しの人数しか選ばれていないけど、たくさん選ばれるように選手を育てていこうと思っています」
録音していたわけではないので、一言一句が正確というわけではありません。でも、このセリフを聞いたとき、そしてこういう人物を監督に据えているということで、鹿島が長くトップクラブでいるわけの一つがわかった気がしました。