帰りはまたまた大冒険

さて原稿も送り終わり、ベッドで寝たから疲れも取れて、さぁ戻って今度はナビスコカップの取材です。

朝7時10分のバスも満員でした。

3列シートだから隣との距離があって楽です。問題はオンライン購入時に席が自由には選べないこと。それだけはどうにかしてほしい。

いつもは通路側を取るのですが、今回は窓際を選んでみました。

15時16分に東名江田に到着するので、そのまま車で等々力へ——と思っていると、まず名古屋で事故渋滞に巻き込まれました。全然動かないので高速を一度降りて一般道を走り、また高速に乗ったのですが、結局のこの時点で1時間40分の遅れです。そしてこの遅れがその後の冒険につながることに……。

清水の手前まできたとき、沼津から大井松田までの高速道路が通行止めになったというアナウンスがありました。そして14時26分に富士川サービスエリアを出発することになっていたバスは、14時45分になっても運転手さんがいろいろ会社と相談して動きません。

とうとう、次のインターで降りて中央道に迂回することになりました。中央道に回るので、東名江田は通らず、次に止まるのは新宿になるそうです。

高速バスはJRなどと違って、どんなに遅れても払い戻しはありません。でもこの場合はどうなるのだろう。運転手さんによれば払い戻しがあるということですが、どの程度なのかわかりません。

ともかくバスは東名高速を降りて中央道を目指します。バスの中には「今日、会社の面接だったんです」という人もいて、みんなどこかに電話をかけ始めます。僕も諦めて取材のキャンセルを連絡しました。

中央道でも事故があったようです。渋滞しています。もう時計を見る気にもなりません。

やっと新宿に到着したのが19時20分過ぎ。でもよく考えたら、座っていただけですからそんなに疲れはありませんでした。もしも自分で運転していたらどうなったかと思うとぞっとします。

 ということで、何とか東京までたどり着いてくださった運転手さんに感謝。

払い戻しは全額でした。試合を観られなかったけど、それはせめてもの慰めになりました。