どんなものを食べていたのか
南アフリカではこんなものを食べていました。びっくりするくらいバリエーションがありません。というのも、お金を節約するためにほぼ一日1食か2食。しかもメディアセンターにいる時間が長いため、変化をつけられないのです。
そのメディアセンターでの食事の定番がまずこれ。
ハンバーガーとポテトとコーラ。
ハンバーガーが35ランド、ポテトが10ランド、コーラが15ランドの合計60ランド(約780円)。ハンバーガーには一枚レタスが挟まっています。肉は分厚いけど味は淡泊。
つづいて、「ホット・ミール・オブ・ザ・デイ」。メインプレートとサラダを選べます。メインプレートのバリエーションは3つ。カレーかラザニアかチキン。どこの都市に行っても一緒。それが30日。値段は75ランド(約980円)。
サラダは好きなだけ取れるのですが、どう調理すればここまで塩っぽくできるのか分からないオリーブや、人間の食べ物にするにはどうかと疑いたくなるくらい酸っぱいオニオンなどがあり、どちらかと言えばショートパスタを中心にトマトやキュウリを選んだほうが無難でした。
手持ちのお金が無くなってきたら、コーラとパンとバナナ。でもこれで55ランド(約720円)もするんです。
無理矢理変化をつけるためにはホテルの直食をガッツリ食べて、そのまま1日終わらせることもありました。
まず初日のタウンロッジ・ホテルでの朝食。 90ランド(約1200円)。
真ん中のプレートはコックさんに卵の数やベーコンとハムの枚数などを言って調理してもらいます。自分の前のドイツ人がかなり盛ってもらって、こちらを向いて「ふふんっ」と言ったので、思わず「今のドイツ人より一つずつ多くしてくれ」と言ってしまいました。
テーブル係の女性から「あら、日本人って結構食べるのね」と言ってもらったもんだから、もう後には引けません。1時間近くかけて全部流し込みました。当然のようにその日はこの1食だけで十分でした。
続いて、タウンロッジより格の落ちるロードロッジでの朝食。あまり選べません。ともかくパンをたくさん食べて満腹にします。これで50ランド(約650円)。
今回、空港でラウンジを使うことができました。そこでの食事は弱った胃をリフレッシュしてくれました。
それから、海外ではケンタッキーが安いんです。これはケープタウンの空港で食べたセットメニュー。これだけついて50ランド(約650円)。
新メニューも発見しました。
ドロドロのポテトの中にチキンが沈んでいます。これは日本じゃ発売されないだろうなぁ。45ランド(約600円)で飲み物がついてました。
ダーバンではワインにチーズを買ってきて楽しむことができました。両方で70ランド(約900円)。幸せ。
レストランでワインを頼んでも安いんです。
「ドライでフルーティーなのを」と言って持ってきてもらったこのワインが90ランド(約1200円)。しかも割りと高いほうの値段でした。出会ったドイツ人記者も「南アフリカのワインはおいしくて安い!!」と感激の様子でした。
屋台は、
Boerewors Rollというヒツジ肉と野菜のホットドッグ。12ランド(約160円)と超お買い得。
そして豪快なバーベキューをいくつも見ました。ルステンバーグのスタジアムの目の前にあった、肉屋さんがやっているようなバーベキューでは、
こんな感じで調理したでかい肉を、
これで全部で2000円しなかったと思います。安いんだけど、この量はヤバイでしょう。
あまり食べられないだろうと踏んで、出発前に体重を5キロ上げていったのですが、結果的には2キロしか落ちませんでした。うーん、しまった。食べなかった分、ワインが進んでしまったのが……。