C級コーチライセンス　埼玉合宿8日目

今日は2回目の指導実践の日。ゲーム形式のトレーニングを指導しなければなりません。この指導実践に落ちるとライセンスはもらえません。

基本的にはゲームですから、グリッドを決めてその中でゲームを行ってもらい、そこで出てきた現象について指導することになります。ポイントはグリッドの作り方。小学生を念頭に置いた練習を考えつつ、目の前にいるのは大学生なので当然レベルを上げないと軽々こなして狙ったエラーが起こりません。小さくすればエラーが起きるかというとそうでもなく、わざとグリッドを広げたほうが望んだシチュエーションが出やすくなる場合もあります。それは僕が1回目の指導実践で学んだことですね。

自分が指導している真横でカリカリと採点されているのは、かなりのプレッシャーになります。今回の実践でもある学生さんは、途中まではうまくこなしていたのに、ちょっと狙っていたことがうまく出なかったからでしょうか、急に「今からパス禁止」と叫んで、1vs4のドリブルゲームにしてしまいました。結果は追試験。ちょっとパニックしてしまったのでしょう。気持ちは分かります。

さて、実は前回トップバッターとして登場したアキラ君は声が小さく、実践終了後に監督から厳しく批判され、追試をほのめかされていました。もし今回大きなミスがあると落ちてしまいます。他の人以上にアキラ君には厳しい視線が浴びせられまました。アキラ君、終わった後の講評の時にものすごく緊張していました。

ですが、今回は意識して大声を出し、自信あるそぶりも見せていました。指導実践合格です。よかったね、アキラ君。

昼過ぎに指導実践が終わり、1時間半の休憩の後にペーパーテストがあることになりました。前日予告があったものの、範囲がなかなか広いし、埼玉県の問題は難しいということでこちらも緊張感が高まります。みんな食事をしながら今回の講習の配布物をじっくりチェックしていました。

試験時間は1時間。穴埋め問題（三択ではない）と記述問題があります。記述問題は5問もあって、必死に書いたのですがそうそう終わりません。というか、無駄なネタまでいろいろ盛り込むという書き手としてのエンターテイメント性を追求したので、えらく時間がかかってしまいました。

学生さんたちの試験は後でじっくりチェックするそうです。取り急ぎ、明日帰宅する僕の分だけ採点していただきました。間違いがいくつかあったものの97点、合格です。ホッ。

最後はみんなで記念写真。みなさん、本当にありがとう。