C級コーチライセンス 埼玉合宿1日目
初日はまずガイダンスから。埼玉県サッカー協会から坂庭さんが全体の概要を説明なさいます。
坂庭さんは男性も女性もいろんなチームを指導した経験をお持ちで、さらに埼玉県の各地の指導者や選手をほぼ記憶しているというすごい方。埼玉出身の選手のことで何でも聞けそうな頼もしい人とお知り合いになることができました。ラッキー!!
続いて前田秀樹監督による「技術・戦術理論」。U-12に対する考え方を教わります。
だけどちょっと納得がいかない。というのも、技術理論で、攻撃「ゴールを奪う(ボールを失わない)」・守備「ゴールを守る(ボールを奪う)」と書いてある次のページに、「プレーの原則」で攻撃は「1.突破 2.厚み・幅(拡がり) 3.活動性 4.即興性」と書いてあります。だけど、攻撃の目的が「ゴールを奪う」なら、当然プレーの原則、攻撃の第一項は「シュートを狙う」じゃないのでしょうか。 同じように守備の原則は「1.遅らせる(ディレイ)」ではなくて、「1,インターセプト」ではないのでしょうか。
そんなことを質問して、ちょっと前田監督とああでもない、こうでもないという話になって、坂庭さんにも参加していただいて。おお、これくらい学校の授業が白熱していたらもっと学生生活は面白かったのになぁと、そんなことも楽しかったのでした。
さて、午後は早速実技です。雨が降っているので立派な人工芝の室内練習場へ。うらやましいぞ、東京国際大学。フィジカルコンタクトのあるアップからスタートしました。スピードを合わせたり、空中で体をぶつけたりというメニューの中で、どうやら大学生はすごく遠慮している様子。それに少々燃えて思い切りぶつかっておきます。
ところがそのアップだけでもう汗がだくだく。周りを見ると汗をかいているのは僕だけ。次のリフティングやドリブルのメニューの時には足が少々バタバタしました。少々じゃないか。
さてお待ちかねのゲーム形式のメニューです。燃え~!! とりあえずチェイスです。一回やっておいて後はさぼります。ゴール前に張り付き。うまい選手が何人もいて、丁寧なパスばかり回してくれました。やっとの思いでメニューが終わり、この日の授業はこれでおしまい。やれやれ、何とか肉離れせずに済んだ。
と思ったのもつかの間、学生たちがコートを倍にしてゴールを用意しているじゃないですか。こんな学生さんたちとだけボールを蹴る機会もめったにありません。とりあえず「入れて~!!」と一声掛けました。
さあ、それから延々と1時間。最後はちょっとつりそうになってたりして。でも一緒に前田秀樹監督もプレーしているし、学生を軽くおちょくったプレーで買わしたりしているし、その動きには現役時代そのままだったりして、非常に幸福な時間となりました。終わったらばったりだったけど。