ブラインドサッカーのイベントに参加して
『ブラインドサッカートークバトル ~アジアから世界へはばたく闇の中の翼たち~』に参加してきました。
来ていただいたたくさんの方々、釜本美沙子さん、(JBFA理事長)、風祭喜一監督(ブラインドサッカー日本代表代表監督)、ブラインドサッカー日本代表選手のみなさん(黒田選手、加藤選手、田中選手、佐藤選手、落合選手、葭原選手)、山下修作さん(J’s ゴール編集長)、岡田仁志さん(ジャーナリスト)、渡邉有希さん(総合司会)、それから主催なさった日本視覚障害者サッカー協会事務局のみなさん、スタッフのみなさん、僭越ですが私からも感謝申し上げます。
あっと言うまでした。ほとんど発言できずにごめんなさい。そして来ていたい抱いた方々とロビーで話したかったのですが、実は急な原稿を抱えていて、イベントが終わった途端にメールを送信しなければならず、かないませんでした。う~ん、さらにいろんな話が聞けずに残念。
今回、私がブラインドサッカーを観て、それからイベントに参加して感じたのは、実際に試合を見るまえに感じていた、『障がい者スポーツ』というカテゴリーの敷居の高さがまやかしだったということです。
見に行くと、何となく胸が締めつけられるんじゃないか、ハンデを背負った人たちが必死でやっている姿は痛々しいのじゃないか、という思いは吹き飛びました。打ち合わせの時に岡田さんがおっしゃっていたのですが、選手のみなさんと飲みに行くと、目の前にいる人が障がい者という気持ちはなくなります、という言葉がとても身にしみました。
それに、実際に見に行くと、これが面白いんですよ。去年味わったビーチサッカーぐらいに。それから昔刮目させられた女子芸能フットサルぐらいに。
僕は一生懸命やっているというだけでは一時的には注目を集められても恒久的ではないと思います。ですがブラインドサッカーにも競技としての素晴らしさがしっかりあります。
と偉そうに僕が書くのもなんですけど、それを知ったからには声高に言わなければと、ちょっと使命感もありまして。
で、イベントの最中にどうブラインドサッカーを広めていくか、という話題がありました。みなさんは『各人が連れて来るしかない』『各人で情報を発信しよう』というご意見だったと思います。
去年、認知度や注目度を集めようとビーチサッカーの関係者が頑張っていたのを思い出しました。あの時はラモス監督が前園選手や武田選手、山口選手を読んで話題作り、もちろん新戦力発掘にも奮闘していらっしゃいました。
ブラインドサッカーも誰もが同じ条件でプレーするために目隠しをしてプレーします。つまり全く見えない方人や、少しだけ見える方、そして見える方も同じフィールドに立てるんです。その見える人に誰か張ってくれること、それで注目を集めることが早道かもしれません。
ともあれ、みなさんお疲れさまでした。
そうそう、イベントの最中に黒田選手が「世界選手権に出るということでもらった寄せ書きに中村憲剛選手のがありました。そこにはお互いに頑張りましょうと書いてありました。日本代表にはぜひ6月に世界を驚かせてもらって、僕たちは10月の世界選手権で世界を驚かせたいと思います」と話していらっしゃいました(ここの部分は一字一句お話になったとおりではありません)。中村選手、いいことやりますね。