稲本選手の入団会見の横で
15日の午前中、川崎は稲本選手の入団会見を開催しました。
80人以上の報道陣、200人以上のファンが集まった会場は笑顔に包まれていましたが、その中で厳しく全体を見渡す人が。
選手代理人、田邊伸明さん。念のために書くとピントはどう見ても左の人に行ってますけど、右の人。もうかれこれ18年ぐらいのおつきあいです。
田邊さんのお話で面白かったのが、『スピード感の違い』。
ヨーロッパで移籍の話をするとだいたい最初から最後までで10日間ぐらいと言うことです。ところが今回の稲本選手は、これまでの取材によると、川崎が目をつけたのは10月の終わり。ずいぶん時間がかかっています。
ですが、実は川崎が話を決めて申し込んだとき、レンヌはまだ移籍ウインドウが開いていなかったり、クリスマス休暇だったとのこと。1月4日から業務を再開して10日、ということだと今日という日付にぴったり一致します。
田邊さんによれば10日程度で決まらないと、もう次に話が行くそうです。そのスピード感が今後日本にも必要になるのではないか、ということでした。
それからスピードについてはもう一つ。ヨーロッパの報道では1月のウインドウが閉まった直後に、次のウインドウが開く6月での選手の移籍が取りざたされますが、それは単なるゴシップではなくてちゃんと話が進んでいるそうです。つまり今の時期に6月の話は終わりかけていますよ、ということでした。
選手の移籍が世界的な基準と一緒になってきた現在、日本サッカー界もそういうスピードで動かないといけないのかもしれません。
でも半年後の移籍が決まっている選手がちゃんとプレーするだろうか?という心配も出てくるでしょう。そこをきちんとやるのもプロ。マリッチがいい手本ですね。
えっと、稲本選手の会見についてのメインストーリーは新聞やテレビ・ラジオでお願いします。