ブラインド・サッカー
今日はアミノバイタルフィールドで開催されていたブラインド・サッカー、アジア大会へ。
3年前のJリーグ開幕の日、ブラインド・サッカー日本代表、佐々木さんとイベントで一緒させていただいたものの、なかなか大会を見る機会がなく、今日もちょっとだけでしたが取材させていただきました。
ブラインド・サッカーは視覚障がい者の方が中心として行われているスポーツで、一番の特徴は目にシールを貼った上からさらに頑丈な目隠しをして、視覚障がい者の人もそれ以外の人もまるで周りが見えないような状態にしてプレーすることです。
ではどうやってボールやゴールや相手の位置が分かるかというと、ボールには鈴が入っていて音が鳴り、相手のゴールの裏には視覚があり声を出して指示を出す味方がいて、ボールが近くにあるときは声を出してプレーしなければなりません(ボールを保持している選手は声を出していないようでしたが)。またGKは目の見える選手が務めて守備の指示をしながら守っているのですが、ゴール前の小さなボックスから出ることができません。
想像していたのはゆったりした試合展開でした。ところが実際に目の前で繰り広げられるのは不思議なくらいスピーディーなプレー。基本は左右の足でボールを交互に触りながらドリブルし、時折方向転換をしながらゴールを目指すドリブルですが、時にルーレットなど織り交ぜながら進む姿はとても目が見えないとは思えません。特に中国の選手はポジショニングも的確で、自陣に戻って守備に備えるときも最初の位置にぴたりと収まり、どんな感覚でそういうことができるのか、ちょっと分かりかねるくらいでした。
日本は最終戦で韓国を2-1と下し、ロンドンで開催される世界大会への出場権を獲得しました。ぱちぱちぱち。
さて、その日本代表のドクターを務めていたのが木下さん。もう相当長いつきあいになりました。個人的なケガや病気もアドバイスをもらっています。これでロンドン行きかな?